2024年 4月 25日 (木)

モスバーガー、「健康志向」で好調 マックの業績不振を尻目に営業利益倍増

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

じつはマックと変わらない? モスバーガーのお値段

   じつは、これまで「値段が高い」というイメージがあったモスバーガーと、マックとの価格があまり変わらなくなっている。

   たとえば、マックの新商品「エッグチーズバーガー」などの「200円バーガー」は、モスバーガーの「ハンバーガー」(220円)と20円しか変わらない。

   単品で比べてみると、マックの「フィレオフィッシュ」310円に対して、モスの「フィッシュバーガー」は340円。またマックの「えびフィレオ」370円に対して、モスの「海老カツバーガー」は390円。マックの「てりやきマックバーガー」が310円なのに対して、モスの「テリヤキバーガー」は360円。さらにマックの主力、「ビッグマック」の370円は、モスの看板商品の「モスバーガー」と同額になっている。

   マックはハンバーガーを低価格の「100円マック」として残ってはいるものの、気がつけば、モスとそん色ない価格にまで値上がりしていたというわけだ。

   マックは2014年7月の中国工場での期限切れ鶏肉の使用問題や、15年1月の商品への異物混入が表面化して以降、客離れになかなか歯止めがかからない。

   マックの既存店売上高は2015年8月に前年同月比で19か月ぶりの増収(2.8%増)となったが、9月は再びマイナスに逆戻り(1.9%減)。客数は9月(4.1%減)まで、29か月連続のマイナスの記録を更新し続けている。

   売上高の2ケタ減という最悪の事態からはどうにか抜け出たようにもみえるが、「『食の安全』に対する抜本的な解決策を打ち出せないでいるのですから、まだ、ちょっとしたつまずきで急ブレーキがかかる状態にあると考えたほうがいいでしょう」と、前出の大関氏はみている。

   インターネットには、

「マックは安いから需要があっただけだろ。値上げで、同じくらいの値段ならうまいモスのほうに客が流れるのは必然の流れ」
「そもそもの客層が違ってたんじゃないの? 『安さ』で売ってたマックが勘違いして高級路線になんかいくから客が離れる。マックが自滅したようなもんだ」
「マックは安いけど、美味しそうじゃないんだよなあ。それに肉やたまねぎとか絶対中国産でしょ? 違うならそういうところアピールしたらいいと思うよ」

と、マックに対して手厳しい声が少なくない。

1 2
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中