急増しているECサイトやサイバーモールのネットショップ。顧客のニーズを予想しながら売れる工夫をし、その結果に一喜一憂していることだろう。先日、ネットショップの店長による川柳コンテストの結果が発表されたが、そこには彼らの喜びと悲哀がにじんでいる。会社のウェブサイト担当者も共感できるのではないか。

日本電子商取引事業振興財団(J-FEC)は2009年7月14日、「第1回ネット店長川柳コンテスト」の結果を発表した。ネットショップの店長が作った川柳全応募158句の中から、最終審査に32句がノミネートされ、投票によりグランプリ1作、準優勝2作が選ばれた。
グランプリ作品は「福岡ふるさと便り」の江田千恵さんの作品だった。
「サーバーの ダウンじゃなかった 受注ゼロ」
商品の紹介文に頭を悩ませたり、画像の配置を工夫したり、キャンペーンの企画を立てたり、いろいろ苦労をしたのに、翌朝「受注履歴」のメールフォルダを見てみると、1件も注文が入っていない。「そんなはずはない」と調べたが、サーバが落ちた形跡もなく・・・そんな場面だろうか。
受賞者の江田さんは「まさか受賞するとは思ってもみませんでしたので実体験を正直に句にしてしまいました。経営状況があからさまになってしまったようですが怯まず、明るく楽しく頑張りまーす(涙)」とコメントしている。
この作品に投票したネット店長たちも、同じような経験をしているようで、
「最近ではなくなりましたが、誰もが通るつらい現実です」
「サーバーダウンじゃないかと思い、自分でテスト注文した経験が何度もあります・・・」
といったコメントが寄せられている。
準優勝は2点。1点目は「ハニーキューブ」の大田アリサさんの作品。
「渾身のメルマガ書いて 無反応」
こちらもグランプリ作品と同じく、目いっぱい工夫してみたけれど、「空振り」に終わってしまったようだ。
「思いっきり念を込めたメールマガジンがスカッとこけた時の気持ちを詠んでみました。自分の気持ちや言いたいことだけを一方的に長々書いたものは、やっぱり独りよがりだったりするのが伝わってしまうんでしょうね」(大田さん)
(続く)
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