拾ったケータイに付いてたはずの「アレ」とは?

2009/8/28 17:05

   霊感商法のようにして「開運ブレスレット」を誇大広告で販売していた業者に、一部業務停止命令が出されました。

   このニュースを聞いて、都内に住む会社員の30代のAさんは、ちょっと嫌な思い出がよみがえったそうです。

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親切心で交番に届けたケータイが面倒なことに

「2、3年前でしたか、営業で外回りをしていて、偶然、ケータイの落とし物を拾ったんです」

   ある地下鉄の出口あたり、植え込みの横にある喫煙スペースでタバコを吸おうとして、たまたま見つけたのでした。

「拾っても面倒くさいかな、とも思ったんです。いま思えば、天からの啓示だったのかもしれないんですけど。でも、ケータイを落としたとなると、すごい不安になるし、焦ってるだろうなと思い直して、届けることにしました」

   幸い、すぐ近くに交番があったので、さっそく届け出ました。

   「届けて、はい終わり」と軽く考えていたAさんでしたが、警官は「念のために住所、氏名、連絡先を書いて」と言います。

「いや、御礼とかいいですからって言うと、違う、と。ケータイ絡みの犯罪が多いから、イザという時に拾った状況とか聞くかもしれないから、っていうことでした」

   これが、まず面倒くさいことの第一弾。

   Aさんはしぶしぶ個人情報を所定の書類に書き込み、交番を後にしました。

   面倒くさいことの第二弾は、さっそくやってきました。

「見慣れない番号から電話がかかってきて、さっきの交番だって言う。何かと思ったら、落とし主が現れたが、無くなっているものがあるから事情を聞きたい、と」

(続く)

井上トシユキ

1964年、京都市出身。同志社大学文学部卒業(1989)。会社員を経て、1998年よりジャーナリスト、ライター。東海テレビ「ぴーかんテレビ」金曜日コメンテーター。著書は「カネと野望のインターネット10年史 IT革命の裏を紐解く」(扶桑社新書)、「2ちゃんねる宣言 挑発するメディア」(文藝春秋)など。
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