ストレス解消、モテ要素・・・ 会社帰りに「和」のお稽古に通う男性たち

2009/10/26 01:59

   「ワーク・ライフ・バランス」という言葉を持ち出すまでもなく、仕事以外に打ち込めることを持っていると、生活全体にメリハリがつくことがある。そこで注目されているのが、「和」のお稽古ごとだ。仕事帰りに通える時間帯に開かれている稽古もあり、「ストレス解消」と「モテ要素」を兼ね備えた趣味として、男性の参加者も増えているようだ。

「生の植物に触れることが癒しの時間となっている」

金曜日の夜に開かれている草月流「男性のためのいけばな教室」
金曜日の夜に開かれている草月流「男性のためのいけばな教室」

   東京・赤坂にある、いけばな草月流本部教室。月3回、第1・2・4金曜日に「男性のためのいけばな教室」を開講している。元々は、いけばなで独立したい男性向けに、1982年に男子専科として始められたようだが、いまでは「女性が多いクラスでは気後れする」「男性ならではの感覚を磨きたい」という人にも支持されている。

   稽古の時間は、午後6時から8時半まで。時間内であれば、いつ来て始めてもよいのは忙しいビジネスマンには嬉しい。月の稽古3回のうち1回は、草月流最高位クラスの「家元研究科」にも出席できる。

   教室には20代から70代までの男性が、約60名在籍。1回の稽古の出席者は10~15名ほどで、初心者から指導者を目指す人までレベルは多種多様。「華道家」の假屋崎省吾氏も、かつてこの教室に通っていたという。

   教室運営課の松田慎吾さんによると「若い男性が増えてきたのは、2007年ごろから」。稽古中の教室は、独特の緊張感に包まれる。自分の世界に没頭し、集中して花を活けるので、ストレス解消の効果も期待できる。

「生の植物に触れることが、職場にはない癒しの時間となっていると聞きます。女性にモテそうなので始めてみた、という人もいましたね」

   意外なことに男性は女性よりも「マイペースで、上達が速い人が多い」のだそうだ。仕事の他に、他人とはちょっと違う能力を身につけられて、気分転換にもなる。これで女性にモテれば一石三鳥だ。

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