「セクシャルハラスメント」という言葉が、1989年の「新語・流行語大賞」の新語部門で金賞を受賞してから20年。露骨に身体に触ったり、あからさまにヌードポスターを貼ったりすることは少なくなったようだ。しかし、ある会社の人事担当者は、社員から「上司と部下の不倫もセクハラ」と訴えられ、どう判断したらよいのか、対応に困っている。
――食品会社の人事担当です。製造管理部の女性社員から「上司と同僚の女性が不倫をしているのが不快なので、人事から注意して欲しい」と訴えがありました。双方共に結婚しているので、倫理的に問題があると言うのです。
本人同士は、周りには知られていないと思っているようですが、実は職場のほとんどの人は知っているとのこと。彼らは毎日のように一緒に退社し、呼び方もその部下だけを下の名前で呼んでいるのだそうです。飲み会では必ず隣り同士に座るわ、出張の土産はその部下だけ特別に買ってくるわ、厚顔無恥もいいところ。
また、部署の有志で休日出勤をする日があるのですが、そういう日には2人揃って出勤し、終了と同時に2人で消えていきます。これには、「休日出勤は、休日デートの口実になっているのでは」と非難の声が上がっています。
いずれにしても、業務に支障が出ているわけではなく、家族から会社に対して何とかしてくれと言われているわけでもないので、人事部門として介入すべきか悩んでいます。しかし、訴えてきた社員は「人事が動いてくれないなら『セクハラ窓口』に言う」と息巻いています――
(続く)
関連記事
ツイート数ランキング
おすすめワード
【スポンサードリンク】
|