不景気で交際費が削られていますが、それでも取引先と食事に行く機会もあるでしょう。酔ってしまえば無礼講と気が大きくなって、本音の態度が出てしまうときもありますが、ビジネスの一環ということをわきまえておかなければなりません。
洋子さんは取引先に誘われて食事に行きました。二次会まで終わってほっと一息。終電の時間も近いので、そろそろ解散したいところです。しかし、得意先の担当者が、「まだまだ行きますよ~!」と朝まで飲む気まんまん。徹夜できるほどのスタミナがない洋子さんとしては早く帰りたいのですが、どう断ればよいのでしょうか?
A.明日も早いので、このあたりで失礼させていただきます
B.まもなく終電ですよ。そろそろお帰りになりませんか?
C.いま××時ですが、○○さん(得意先担当者の名前)大丈夫ですか? 申し訳ありませんが、私はここで失礼させていただきます。
分かりましたか? 答えはCです。酔っている相手に対しては、自分の都合や希望をきっぱりと伝えたくなるところです。しかし、ここはグッとこらえて。相手を気づかう姿勢を見せてから、自分の都合を切り出しましょう。
Aの「明日も早い」という理由では、相手から「僕も早いから大丈夫」といわれてしまいがち。ここは余計なことは言わず、「私はここで失礼させていただきます」だけにしましょう。早い時間なら「社に戻らないといけないので」という理由を使ってもいいでしょう。
ポイント2:「クッション語」の法則相手は酔っているので、時間など気にしていないのでしょう。まずは「いま××時です」と知らせて、現在の時刻を認識してもらいましょう。さらに「○○さん大丈夫ですか?」と相手を気づかう言葉をかけて、遠回しながら「もうかなり遅い」ということをアピールします。
ポイント3:「お詫び」の法則半ば強制的であっても誘われているわけですから、お断りする場合は先にお詫びの言葉を。Bのように「帰りませんか?」では、ちょっと一方的です。飲む気まんまんの相手にとっては、水を差すようなもの。自分のことだけを伝えるに留めたほうが無難です。
(続く)

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