問題を起こした社員に対し、会社はどういう処分を下すべきなのか。刑事事件による逮捕など想定外の事態が起きてしまうと、判断に迷ってしまうものだ。ある会社では、痴漢で逮捕された社員の処分に頭を悩ませている。
――中小印刷会社の総務課長です。先週の日曜日の朝、30代男性社員のAから携帯電話に連絡がありました。土曜日の深夜に、電車の中で女子高生に痴漢して逮捕されてしまったという話でした。彼は真面目な仕事ぶりで知られていただけに、驚きを隠せません。
Aはその時、泥酔しており、混雑した終電車の中で、意識もうろうの状態で女性の身体に触ってしまったということでした。本人も非常に落ち込んでいて反省もしています。彼が深酒をするのは珍しいことです。
当部では、仕事外のことでもあるので、本人に厳重注意をした上で、他の社員に知らせない方針を決めました。ところが、どこから漏れたのか、今週になっていつの間にか社内に噂が広まってしまいました。社員からは、
「あいつ、普段は真面目そうなのに・・・」と非難する声も聞かれます。Aと同じ部署の女性社員からは、こう言われました。
「怖くて近くに寄れないわ。話すのも気持ち悪い」
「会社は痴漢した社員を野放しにしておくの?」
「これって懲戒処分の対象じゃないんですか? 何をされるか分からないので、早く辞めさせてください!」女性社員の気持ちも分からないではないのですが、このような理由で懲戒解雇してもよいのか、判断に苦しみます――
(続く)
関連記事
ツイート数ランキング
おすすめワード
【スポンサードリンク】
|