女子社員が「痴漢で逮捕された社員と働きたくない!」

2010/2/25 19:08

   問題を起こした社員に対し、会社はどういう処分を下すべきなのか。刑事事件による逮捕など想定外の事態が起きてしまうと、判断に迷ってしまうものだ。ある会社では、痴漢で逮捕された社員の処分に頭を悩ませている。

>>ヨソでは言えない社内トラブル・記事一覧

いつのまにか社内に噂が広がっていた

――中小印刷会社の総務課長です。先週の日曜日の朝、30代男性社員のAから携帯電話に連絡がありました。土曜日の深夜に、電車の中で女子高生に痴漢して逮捕されてしまったという話でした。彼は真面目な仕事ぶりで知られていただけに、驚きを隠せません。
   Aはその時、泥酔しており、混雑した終電車の中で、意識もうろうの状態で女性の身体に触ってしまったということでした。本人も非常に落ち込んでいて反省もしています。彼が深酒をするのは珍しいことです。
   当部では、仕事外のことでもあるので、本人に厳重注意をした上で、他の社員に知らせない方針を決めました。ところが、どこから漏れたのか、今週になっていつの間にか社内に噂が広まってしまいました。社員からは、

「あいつ、普段は真面目そうなのに・・・」
「怖くて近くに寄れないわ。話すのも気持ち悪い」
「会社は痴漢した社員を野放しにしておくの?」
と非難する声も聞かれます。Aと同じ部署の女性社員からは、こう言われました。
「これって懲戒処分の対象じゃないんですか? 何をされるか分からないので、早く辞めさせてください!」
   女性社員の気持ちも分からないではないのですが、このような理由で懲戒解雇してもよいのか、判断に苦しみます――

(続く)

尾崎 健一(おざき・けんいち)

臨床心理士、シニア産業カウンセラー。コンピュータ会社勤務後、早稲田大学大学院で臨床心理学を学ぶ。クリニックの心理相談室、外資系企業の人事部、EAP(従業員支援プログラム)会社勤務を経て、2007年に独立。ライフワーク・ストレスアカデミー代表として企業のコンサルティングを行いながら、秋田大学医学系研究科で自殺予防の研究に携わっている。『ケーススタディ 認知行動カウンセリング』(至文堂)に執筆者として参画。共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。

野崎 大輔(のざき・だいすけ)

特定社会保険労務士、Hunt&Company社会保険労務士事務所代表。フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。企業の人事部を対象に「自分の頭で考え、モチベーションを高め、行動する」自律型人材の育成を支援し、社員が自発的に行動する組織作りに注力している。一方で労使トラブルの解決も行っている。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。

キーワード

おすすめワード

がんばろう日本
がんばろう日本
がんばろう日本 詳しくはこちら

今旬ワード

スポンサードリンク

他の言語

J-CAST会員サービス

注目情報

木下先生と取り組む、自分快適化

「健診健診って、ありゃ医者の営業」と思っていません?コレ読んでみて。

ミニッツシンキング

東京スカイツリー
5月22日オープン!

スカイツリー情報満載の「スカイツリーウォッチ」!建築時の裏話なども。

ブログ'

季節を問わない「土鍋」

料理のジャンルを問わない、独自の発熱体構造で高い熱伝で、手早く美味しく料理を作る「Declare土鍋」

ブログ'

おすすめワード

【スポンサードリンク】

関連サイト

東京バーゲンマニア

セール、クーポンから新商品情報まで、その日に使える掘り出しもの情報満載!

東京バーゲンマニア
このページのトップへ