先日、取材で「鳩山政権に変わって、若者にとって良くなったことはなんですか?」と質問され、おもわず固まってしまった。負の影響以外、何も思い浮かばないからだ。
僕自身、先の総選挙では変化を期待し、民主党に投票した一人である。が、郵政民営化とか後期高齢者医療制度とか道路公団民営化とか、自民党がやった数少ない正の部分をすべてぶっ壊してくれたので、はなはだ遺憾に思っている。田んぼに雑草が生えたので除草剤撒いたら、稲だけ枯れてペンペン草だけ生い茂ったみたいな寂寥感を日々感じているところだ。
そのくせ、(公金200億投入による)旧国鉄ゴネ職員の再雇用とか派遣再規制とか、余計な政策を実行する手際の良さだけは異常だ。ほんと、度胸があるというか図太いというか、実に不思議な政権である。
それでも、個人的には政権交代してよかったと考えている。それは2つの理由からだ。まず、長らく政権に居座ってきた自民党が、引っ張り降ろしてみたら単なる“与党同好会”にすぎないことがはっきりしたことだ。同好会なのだから、理念やビジョンなんてあるわけがない、また、与党じゃなくなった以上は同好会から離脱する人がいるのも当然だ。
ついでにいうと、現政権も“反自民同好会”なので、自民が崩壊すればこちらも自然と崩壊するはずだ。今度の参院選で過半数を割り込めばそうなる可能性が高い。
(続く)
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