子どもの誕生日に有休取得 「当たり前」か「世も末」か

   トヨタ自動車は2010年11月22日より、新型ラクティスの発売に合わせ、消費者参加型の意識調査キャンペーンサイト「イマドキ家族.com」を開設している。イマドキ家族研究所（代表・深澤真紀氏）が設定した質問に対し、動画を見ながら「これって、アリ？」に答え、結果をリアルタイムで公表するものだ。

「俺だって取れるなら取りたい」と嘆く人も

新垣結衣さんも調査員（イマドキ家族.comより）

   例えば「子どもの誕生日に有休とっちゃう。これって、アリ？」という設問には、10年11月25日正午現在で2186人が回答。「アリ」と答えた人は67％、「ナシ」と答えた人は33％という割合だ。

   男女別では、意外なことに「ナシ」は女性の方が多く35％。男性は28％だった（未登録で性別不明は33％）。コメント欄には、「アリ」派の人たちから、

「そんな親だったら嬉しいよね」
「可愛い子供のためならいいじゃないですか」
「いつ取ろうが個人の勝手。会社より家族。あたりまえ！」

と賛同する声が上がっているが、「ナシ」派からは、

「そんな親を持つ事を、子供心に恥ずかしいと思う」
「世も末だわ。こういうの許せる会社はつぶれるぞ」
「子供の誕生日を祝うために会社を休めるような社会が日本をダメにした」

といった激しい反対意見も上がっている。

   また、「俺だって取れるなら取りたい」とジレンマに苦しむ人や、「そんな暇な仕事って、家族は不安にならないんですかね？」と別の心配をする人も。既婚女性と思われる人からは、「配偶者のためにもとってね」と注文も寄せられている。

   設問はこのほか「子どもの名前は、超個性重視！」「会社のつきあいより家族のつきあい」など全69個。10年12月22日正午までに「今月のイマドキ家族調査」10問に回答すると、ギフトカードなどが当たるキャンペーンも実施中。