2024年 4月 18日 (木)

激しすぎる運動も「薄毛」の原因に? 髪のウワサを検証してみた

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   米国の旅行予約サイト「エクスペディア」の2012年調査によると、日本人の有給消化率(38%)は、前年に続いて22か国中最下位。何かと働き過ぎが指摘される日本人だが、長時間の仕事は「髪に良くない」というウワサがある。

「PCを使った仕事などに長時間没頭すると、神経が戦闘態勢になり過緊張の状態が続きます。これが末梢血流を悪くするので、抜け毛を増やす原因にもなるのです」

   こう話すのは、薄毛治療の臨床数や改善事例で国内最大級を誇る脇坂クリニック大阪の脇坂長興院長(大阪 梅田)だ。

睡眠「5時間以下」では必ず抜け毛が増える

薄毛治療の臨床数や改善事例で国内最大級を誇る脇坂クリニック大阪の脇坂長興院長(大阪 梅田)
薄毛治療の臨床数や改善事例で国内最大級を誇る脇坂クリニック大阪の脇坂長興院長(大阪 梅田)

   最近、抜け毛相談の来院者が多いと感じるのは、昇進して役職がついたばかりの人や、設計士やライターなど「終わりのない仕事」を持つ人だという。

「長時間仕事をする人や過緊張の状態が長い人は、寝不足になりやすい。睡眠時間が5時間以下の人は、臨床的に必ず抜け毛が増えると言えます」(脇坂院長)

   さらに追い打ちをかけるのが「一服のタバコ」。心身がリラックスするように思えるが、喫煙で動脈硬化が進行してしまい、頭皮の血流が確実に悪くなる。髪にとって百害あって一利なしと言えそうだ。

   働き盛りの30代サラリーマンには馴染み深い、過緊張や睡眠不足、タバコ…。すぐに改善させるのは難しそうだが、脇坂院長はこんな秘策を提案する。

「もし寝不足を感じたら、昼寝をするといいですよ。昼の睡眠は夜の2倍の効果があるので、たった30分で1時間分の睡眠効果が得られます」

   時々、公園や喫茶店でうたた寝をしているサラリーマンを見かけるが、仕事にとっても髪にとっても非常に良い習慣なのだ。アメリカでは15分~30分の仮眠を「パワーナップ」として推奨している企業もあるという。

小林一広(こばやし・かずひろ)
医療法人社団 城西クリニック院長 NPO法人 F.M.L.理事
1962年生まれ。北里大学医学部卒業後、同大学病院にてメンタルヘルスケアを中心とする医療に従事。
身体疾患と精神面との関わりについて皮膚科、形成外科、薬学博士等の各専門家と一緒に研究を重ね、城西クリニック(東京:新宿)を開院。現在では、「髪の悩みの駆け込み寺」として月間5,900名が来院している。
また、精神科医として心身両面からの頭髪治療に力を注ぎ、国内では唯一、「頭髪」と「心」をケアする『リエゾン治療』を頭髪医療に導入し、「ミタメ」と「ココロ」両方からアプローチする独自の治療を展開。「髪の先」から「心の中」までケアをしている。
城西クリニック

脇坂長興(わきさか・ながおき)
医療法人 脇坂クリニック大阪院長 医学博士 日本形成外科学会専門医。NPO法人 F.M.L.理事
1962年生まれ。聖マリアンナ大学形成外科学講師を経て、2000年10月、関西で唯一の頭髪治療を専門とした脇坂ナカツクリニック(現 脇坂クリニック大阪 「大阪:梅田」)を開院。月に3,700名以上が来院し、その多くは20代~40代。新規相談者も毎月200名に上る。薄毛治療のパイオニアとして、西日本最大の臨床数・改善事例を誇る。治療法にこだわることなく、患者様が笑顔になれる治療を提供することが形成外科医の使命であると考え、日々患者に接している。
脇坂クリニック大阪
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