2024年 4月 19日 (金)

激しすぎる運動も「薄毛」の原因に? 髪のウワサを検証してみた

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髪に良い運動は「ボケーッと歩いて帰ってくる」こと

   さて勤務時間が終わると、まっすぐ家に帰る人もいれば、ストレス解消に時間を費やす人もいる。髪を大切にしたい人は、そうした「非労働時間」の習慣にも気を配りたい。

   スポーツジムへ通ったり、ランニングをする人もいるだろう。「運動で血流がよくなって髪が増える」といったウワサもあるが、実は「やりすぎ」は髪には良くないのだという。

「好きなスポーツに懸命になりすぎると、一時的に身体が無酸素運動の状態になります。しかし髪には、ストレスがない有酸素運動の方が良い。少し長めの距離を、ボケーッと歩いて帰ってくるくらいがちょうどいいんです」

   また、運動には洗髪がつきものだが、最近流行りの「湯シャン」(シャンプーを使わない洗髪)にも注意が必要だ。泡が立たないので髪の毛同士がこすれやすく、かえって痛みやすいというデメリットもある。

   さらに「湯シャン」では頭皮の毛穴に詰まった脂を溶かしきれず、頭皮がキレイにならない。育毛剤を使う場合も、毛穴が清潔なほうが「吸収がよくなる」ので、泡立ちが良く頭皮にやさしいシャンプーで洗った方が良いそうだ。

   間違った生活のクセを重ねると、髪に余計な負担をかけて抜け毛を早めることになってしまう。髪にとって良い習慣を知り、実践していきたいものだ。

小林一広(こばやし・かずひろ)
医療法人社団 城西クリニック院長 NPO法人 F.M.L.理事
1962年生まれ。北里大学医学部卒業後、同大学病院にてメンタルヘルスケアを中心とする医療に従事。
身体疾患と精神面との関わりについて皮膚科、形成外科、薬学博士等の各専門家と一緒に研究を重ね、城西クリニック(東京:新宿)を開院。現在では、「髪の悩みの駆け込み寺」として月間5,900名が来院している。
また、精神科医として心身両面からの頭髪治療に力を注ぎ、国内では唯一、「頭髪」と「心」をケアする『リエゾン治療』を頭髪医療に導入し、「ミタメ」と「ココロ」両方からアプローチする独自の治療を展開。「髪の先」から「心の中」までケアをしている。
城西クリニック

脇坂長興(わきさか・ながおき)
医療法人 脇坂クリニック大阪院長 医学博士 日本形成外科学会専門医。NPO法人 F.M.L.理事
1962年生まれ。聖マリアンナ大学形成外科学講師を経て、2000年10月、関西で唯一の頭髪治療を専門とした脇坂ナカツクリニック(現 脇坂クリニック大阪 「大阪:梅田」)を開院。月に3,700名以上が来院し、その多くは20代~40代。新規相談者も毎月200名に上る。薄毛治療のパイオニアとして、西日本最大の臨床数・改善事例を誇る。治療法にこだわることなく、患者様が笑顔になれる治療を提供することが形成外科医の使命であると考え、日々患者に接している。
脇坂クリニック大阪
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