自治体人事異動案作成を生成AIで効率化、両備システムズが実証実験を開始

株式会社両備システムズは、「公開羅針盤V4人事給与システム」と生成AIを連携させた「AI人事異動」を活用し、自治体の人事異動案作成の効率化を目指す実証実験を開始しました。
概要
株式会社両備システムズは、自治体の人事行政における生成AI活用の有効性を検証するため、実証実験を開始しました。本実証では、複数の自治体と協力し、人事異動業務の効率化、職員の負担軽減、属人化の解消、業務品質の安定化を図ることを目指します。
実証期間:2026年5月~2026年7月頃
目的:自治体の人事異動業務の効率化、職員の負担軽減、属人化の解消、業務品質の安定化
自治体の人事異動業務における生成AI活用の背景
自治体の人事行政は多岐にわたりますが、特に定期人事異動の時期には業務負担が集中します。毎年3月末に職員の数割が一斉に異動するため、異動案の検討から辞令交付までを短期間で完了させる必要があり、人事部門に大きな負担がかかっています。また、自治体特有の複雑な条件や情報の性質から、業務が特定の担当者に集中し、属人化や長時間労働が課題となっています。両備システムズは、これまで「公開羅針盤シリーズ」で自治体業務を支援してきましたが、この度、人事給与システムで管理するデータと異動条件を活用し、人事異動案作成をAIで効率化する「AI人事異動」を開発しました。
「AI人事異動」実証実験の内容
本実証実験では、複数の自治体にて「人事給与システム」上で「AI人事異動」を活用し、生成AIの適合性を評価します。AIが人事データと登録された異動条件に基づき人事異動案を生成し、決定後はシステムに反映され、内示書作成などに利用されます。評価項目は以下の3点です。
・異動案採用率:AI生成案の採用率を評価し、作業時間削減効果を明らかにします。
・異動案不採用理由:不採用理由を分析し、実務に適合したAIとなるよう改善点を見出します。
・提案理由の説明充足度:AIが選定した理由の妥当性を評価し、人事行政に求められる公正性・透明性を検証します。
今後の展望と「公開羅針盤」シリーズ
定期人事異動におけるAI活用の効果検証と課題改善を進め、人事行政をはじめとする行政内部事務全般へのAI適用を検討していく予定です。「公開羅針盤」シリーズは、グループウェア、文書管理、庶務事務、人事給与の4つのソリューションから成り立ち、共通基盤で情報を一元管理することで、自治体の内部業務を支援しています。
まとめ
株式会社両備システムズは、生成AIを活用した「AI人事異動」の実証実験を通じて、自治体の人事異動業務の効率化と職員の負担軽減、業務品質の安定化を目指し、自治体DXの推進に貢献します。
関連リンク
https://service.ryobi.co.jp/public_solution/gv-rashinban-series/