ビール副産物でイチゴを栽培、横浜ビールのレストランで新スイーツ提供開始

「ヨコビ苺のチーズケーキ」が、2026年7月より横浜ビール直営レストラン「UMAYA」のレギュラーメニューとして提供を開始されました。
資源循環プロジェクトによる新スイーツの誕生
アグリ王と横浜ビールは、ビール製造の副産物である「モルト粕」を活用した資源循環プロジェクトにおいて、イチゴの生産と商品化を実現しました。本取り組みは、モルト粕を魚の養殖飼料に活用し、その魚由来の栄養を用いてイチゴを栽培するという循環型モデルを構築したものです。2026年7月より、このイチゴを使用した「ヨコビ苺のチーズケーキ」が横浜ビールの直営レストラン「UMAYA」にて提供されています。
循環型農業によるイチゴ生産の仕組み
本プロジェクトで採用された「閉鎖型アクアポニックス システム」は、魚の排せつ物を微生物が植物の栄養へと分解する循環型農業技術です。完全閉鎖型の環境で栽培を行うため、天候や季節に左右されず、年間を通じて高品質な農産物の生産が可能です。本システムを用いることで、ビール製造時に発生する未利用資源であるモルト粕を、魚の養殖からイチゴ栽培に至るまでの価値ある資源へと生まれ変わらせています。
共同開発の経緯と今後の展望
両社は2025年4月からモルト粕の養殖飼料化に向けた実証実験を開始し、2026年1月からはホンモロコの養殖水を利用したイチゴ栽培を本格化させました。今回商品化された「ヨコビ苺のチーズケーキ」には、モルト粕を飼料として育てられた鶏の「ヨコビたまご」と、アクアポニックスで栽培された「ヨコビのアクアいちご」が使用されています。アグリ王は今後も、食品副産物の新たな活用法の提案を通じ、持続可能な食料生産と循環型社会の実現に貢献していきます。
まとめ
アグリ王と横浜ビールが構築した資源循環モデルにより、ビール副産物を活用したイチゴ栽培と、それを使用したレストランメニューの商品化が実現しました。食品廃棄物を新たな価値へと転換するこの取り組みは、持続可能な食料生産の新たな事例として展開されています。