久々のハセキョー主演というので局は宣伝に力を入れ、第1回放送日には長谷川京子がワイドショーに出まくっていた。ところが、あまりにも内容がお粗末な欠陥ドラマなので、4回目の数字はついに4.7%という史上稀なる低視聴率になったのだ。当然である。
そもそも、転職をサポートする職業にもかかわらず、この女・井野真々子(長谷川)は、カリスマ転職代理人である海老沢(生瀬勝久)の解説を一々オウム返しに言葉でなぞるだけ。業界の基礎知識もないド素人に何で厳しい不況下の転職を成就させることが出来ようか。今回のリストラ男は53歳のエンジニアなのだが、素人の代理人のところに来る暇があれば、長いサラリーマン生活で知り合ったプロ仲間に会いに行くはずである。しかも、息子が親父に反抗して予備校に行かず、当該会社でバイトしているのだが、駐車場の設計をした父親が故障を直したらコロッと親父賛美のいい息子に変身するのだ。もうバカバカしくて背筋がうそ寒くなったのである。
長谷川の大根ぶりも度を越していて、今時、子供の学芸会でももう少しそれらしくセリフが言える。ぬり絵に出てくる女の子のようなワンパターンの平面顔とワンパターンのスーツ姿、はっきり断言するが彼女には才能がない。女優を辞めろとアドバイスしたくなる。脇役たちも出来損ないだらけで、ウェンツ瑛士が得意げに合いの手を入れると、思わず「ひっこめ」と毒づいたのであった。
(黄蘭)

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