2024年 4月 27日 (土)

ネットジャーナリズム・アンケート結果(中)
メディア扱いするか企業は迷う

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ビッグビジネス、大手マスコミは消極的

   さらに「ブログや小規模なネットニュースはメディアとして認識していない。そうしたところから取材があった場合は、書面での回答は控えさせていただき、電話で雰囲気を伝える程度にしている」(大手電機メーカー)という対応を明らかにする企業もある。ただ、ビッグビジネスはこうした考えが主流だと思われる。
   なかでも回答に消極的だったのが大手新聞社、テレビ局だ。テレビ東京を除くと軒並み以下のような回答だった。

「ブロガーから取材が来た事例がない」(東京放送
「回答しづらい内容のため、見合わせたい」(読売新聞社
「回答できない」(テレビ朝日
「回答は見合わせたい」(朝日新聞社
「回答は見合わせたい」(日本経済新聞社
「ブロガーから問い合わせがあった事例はなくはないが、ほとんどないといってもいい。それに取材というものは、個々の人間関係によるものなので、一概にはいえない」(フジテレビジョン

   こんな具合で、大手新聞社、テレビ局からは、アンケートのどの項目にも回答が得られなかった。ブロガーにとって取材の敷居が高く、取材事例が少ないせいもあるが、大手マスコミ側がブロガーやネットニュースの存在の重要性に気がついていないこともあるようだ。

   質問項目と内容は以下の通り。

1. ブロガーや小規模なネットニュース サイトが取材を申し込んでくるケースはありますか。あれば、差し支えない範囲でどんな中身で、どのような取材方法、態度だったかお知らせください。
2. ブロガーや小規模なネットニュース サイトをマスコミとして扱っていますか。扱っている場合は、具体例をお教えください。除外されている場合は、その理由、基準をお知らせください。
3. ニュースリリースをブロガーや小規模なネットニュース サイトに送付、配信していますか。
4. 記者会見にブロガーやネットニュース サイトの「記者」が参加することはありますか。「していない」場合、将来「参加」させることを考えていますか。
5. ジャーナリストではないが、影響力を持っている有名ブロガーを知っていますか。御社の属する業界で具体例をお教えください。
6. 米国では情報をリークする場合、大手マスコミではなく、有名ブロガーに 持ち込むケースが増えています。御社の場合、こうしたやり方は考えられますか。将来はどうですか。

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