2024年 5月 4日 (土)

日銀総裁 ブロガーも「レッドカード」

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小泉首相に対しても怒りをぶつける

   また、一部では、福井氏発言で株式市場が暴落した事への怒りの声も見られる。自分の日々の投資をつづるブログ「それなり」は、

「小泉総理は、自分の意見に合わない人には、蛇のように噛み付くが、世間でニュースになったり、疑問視される事には、法律に触れてなければ問題ないという姿勢だ。もしかしたら、福井総裁は自分のお気に入りナのかも知れない。株価には一喜一憂しないと以前言っていたが、ここまで下げた事は、市場が福井総裁を拒否した証拠です。外人投資家は、日本株を売る十分な材料になるのでしょう」

と、福井氏を擁護した小泉首相に対しても怒りをぶつけている。

   そうは言っても、福井氏を擁護する発言も、少ないながらも見られる。自分の投資状況を紹介する「株と為替と起業日記」は、

「じゃ、ある証券会社の社員がすすめる投資信託を買って、その証券会社の社員がインサイダー取引で逮捕されたら、投資信託を買った人も罪になるっていうのと今回の騒動は同じ意味ですからね」

と、「出資しただけで罪に問われるのはおかしい」と主張する。

   村上氏の動向を伝える「村上ファンド(M&Aコンサルティング)/村上世彰氏情報」は、少し違った角度からの擁護論を唱える。共産党の志位和夫委員長が「村上ファンドのインサイダー取引に日銀総裁がかかわっていたことで、道義的責任が出てくる」と話したことに対して、

「実際は、『福井俊彦氏が(日銀総裁になる前に、個人的に)出資したファンドが、今になって、インサイダー取引の疑惑をかけられている』です。間の流れを全部取っ払って、直接『福井俊彦総裁がインサイダーに関わった』というような言い方は明らかに個人の名誉を傷つけていると思いました」

と、志位氏の論理飛躍を批判している。

   永田町では6月14日午前、野党3党が福井氏の道義的責任を追及することで一致した。

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