ソニー、松下 一眼レフ参入の成算
2006.06.19 19:53
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家電の巨人でも単独での参入は無理だった
もちろん、デジタル一眼レフは、カメラ各社が長年培った高度な技術の結晶ともいえるハイテク製品。家電の巨人であるソニー、松下といえども単独での参入は無理だった。コニカミノルタと組んだソニーに続き、松下の場合も、カメラ本体はオリンパスと、レンズは独ライカ社とそれぞれ共同開発している。
一方、両社を迎え撃つキヤノンは06年に前年比15%増、ニコンも06年度に同30%増の出荷増を計画し現在の優位を譲らない構え。キヤノンの内田恒二社長は家電大手の参入について「他社がどんなことをしてきても負けない対策を取る」と自信を示す。一方ニコンは「新しいブランドが入るのは市場全体にはプラス。予想以上に一眼レフの市場が拡大するかもしれない」と期待を寄せている。