2024年 5月 4日 (土)

銀行で利息が違う そんな時代が来た

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住宅ローンは短期と長期で正反対の動きが出る

   住宅ローンは短期と長期で正反対の動きが出ている。三菱東京UFJ銀行の場合、8月から、10年以上金利が変わらない固定型の金利を引き下げた。日銀のゼロ金利解除を織り込み済みの金融市場で、長期金利が下落傾向のためだ。10年固定は3.9%から3.85%に引き下げた。他方で、短期は2年固定と3年固定をそれぞれ2.35%から2.45%、2.7%から2.8%に引き上げた。こちらはゼロ金利解除後に上昇気味の短期金融市場の動向を反映させたものだ。
   また、金利が上下する「変動型」は毎年4月と10月が見直し時期のため、現在まで動きはない。ただ、基準となる短期プライムレート(最優遇貸出金利)を8月10日から引き上げる銀行が多く、10月には「変動型」も引き上げになる見通しが強い。
   このため、今後の金利上昇を見越した住宅購入層の間では、3月の日銀の量的緩和政策の解除後からいち早く長期の固定型にシフトする動きが続いている。特に住宅金融公庫と民間金融機関の提携商品で、35年固定型「フラット35」は人気が急上昇。6月の利用者件数は8,763件と、単月として過去最高を記録した。大手行でも4~6月、前年は1割しかなかった「10年超固定」の割合が3~4割を占めるなど、利用者が金利上昇時代での防衛に懸命な姿が明確になっている。

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