2024年 4月 20日 (土)

物件も出資者も ミクシィで探して開業

   最大手のミクシィ(mixi)の登録者数は500万人を超えるなど、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が急成長している。当初は「知り合い同士をオンラインでつなぐ場所」という目的が主だったが、これだけでなく、SNSという「場」を実際のビジネスに生かそう、という動きが盛んになってきた。中には、物件も出資者もミクシィで探して、開業にこぎつける、というケースもある。

ネット上で儲ける方法について議論する

オンラインでもビジネスにリスクはつきものだ
オンラインでもビジネスにリスクはつきものだ

   この様なやりとりが実際に行われるのは、コミュニティー、略して「コミュ」が中心だ。一番身近なのが、「フリーマーケット」に近い形だ。主に売買されているものは、古本、衣類など。アナログの掲示板の「売ります・買います」コーナーが、SNSに移動してきたような感じだ。

   いかにもネット住民らしいのが、「初心者がネット上で儲ける方法」について議論されているコミュだ。こちらでは、アフィリエイト、ドロップシッピング、グーグル・アドセンスなど、「ネット上の小遣い稼ぎ」についての談義が行われている。

   その他にも、投資の方法について語り合うコミュなど、話し合われる内容は広い。

   さらに、オンラインの「コミュ」がオフラインに発展した例もある。「Web2.0でビジネスが変わる」(ソフトバンク新書)によると、この本の著者でビデオジャーナリストの神田敏晶さんは、04年10月、SNSをモチーフにしたバー「ドット・バー」をオープンした。開業にあたっては、物件も出資者もミクシィで探し、3ヶ月目で見つかったのだという。このバーは、いわゆる「一見さんお断り」の店で、メンバーの招待が必要だが、周りにメンバーがいない人は、ミクシィの該当コミュに参加を表明し、承認されることで、メンバーの招待と同様のものとして扱ってもらえる。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中