2024年 5月 1日 (水)

2倍、10倍、100倍 ゴルフ会員権仰天バブル

素人が自分の判断で手を出すと痛い目に?

   佐川社長に「上がる会員権」の目利きについて聞くと、「はっきり申しまして、個人に上がる会員権を見つけることは無理です。わたしどものような専門家に聞いてください」と、ピシャリ。「わたしどもはゴルファーのために、安価で、埋もれていたコースを発掘し提供するのが使命です」。たとえば、前出の富士カントリークラブは、時の首相・石橋湛山が発起人を務めた名門コースだった。しかし、バブル崩壊後”フジカン”グループと間違われてダメージを受けたまま「埋もれていた」ものを桜ゴルフが仕立て直した、という。「素人が手を出すと痛い目に遭い兼ねない」というのだ。

   あえて留意点をあげてもらうと、

1. チェーン化されているコースは連鎖倒産の心配あり
2. 経営内容のチェックを怠らず
3. 株主会員制であること。また、正会員になること。
4. メンバーが多すぎると土・日にプレーができなくなるので、会員数は適正(18ホールで、1,500名前後が目安)であること。
5. 住まいから近いこと。また、駅や高速道路のインターから近いこと。交通費を費やしては意味がない!

   佐川社長によると、「11月半ばに入ってボーナスプランの需要が始まっています。注目は500万円以内のコース」とさらに上昇する気配がある。これまでゴルフ会員権は大手企業の役員や中小企業の社長が持つもの、と相場は決まっていたが、低価格の会員権のおかげでその裾野は広がって、身近になってきていることは確か。「若い人には、使い捨てのつもりで安価なコースを買って、ゴルフに親しみ、なれることから始めてほしいですね」。

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