2024年 4月 26日 (金)

ホンダ・フィット、2代目が登場 走りと室内空間が更に向上

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   大ヒットしたホンダフィットが、初めてフルモデルチェンジし、2007年10月18日に発表された。2代目は、低燃費はそのままにパワーアップした新開発VTECエンジンを全面採用。室内空間もさらに広くなった。また4モードのシートアレンジでサーフボードや観葉植物を積むことができ、使い勝手も大幅に向上させた。トヨタ日産等のライバルメーカーも力を入れている分野だけに、競争はさらに激化しそうだ。

「走行性能」に磨きをかけて巻き返し狙う

発表会でスピーチするホンダの福井威夫社長
発表会でスピーチするホンダの福井威夫社長

   07年10月18日に都内で開かれた記者発表会では、福井威夫社長が

「従来のフィットの良いところを何ひとつ損なうことなく、デザイン、パッケージング、走り、安全、環境など、厳しくなったご要望を超える価値を高次元で実現した」

とあいさつ。

「これまで以上に進化したフィットは、さらに多くのお客様に新しい喜びをお届けするものと確信している」

と、新モデルにかける意気込みを語った。

   2001年6月に発売された初代フィットは、ガソリンタンクを運転席の下に備えた画期的な「センタータンクレイアウト」の採用で、クラスを超えた室内空間を実現。優れた走行性能・低燃費と引き締まったフォルムも人気となり、2002年には、国内登録車台数で1位となった。これは、33年間連続トップを維持していたカローラシリーズを抜いて達成したものだ。その後も、人気は続き、常に上位をキープしている。

   ところが、ライバルメーカーであるトヨタは、ヴィッツを05年2月にフルモデルチェンジ。日産もマーチを同年8月、マイナーチェンジをし、攻勢をかけている。そこで、ホンダでは、初のフルモデルチェンジに当たり、「走行性能」を始め、全てに磨きをかけて巻き返しを狙った形だ。

   発表された新型は、排気量ごとに1.3Lモデルと、「RS」と名づけられたスポーティーで上質な1.5Lモデルを用意。すべてにFF、4WD両タイプがある。1.3Lには、Gグレードと、フルオートエアコンなどの装備がプラスされたLグレードがある。また、1.5LのFFタイプには、車好きのために5速マニュアルが設定された。

   人気車だけに、ホンダの開発にも力が入っている。特筆すべきは、まず、シビックなどと同じ伝統のVTECエンジンを1.3Lにも採用したことだ。しかも、現行モデルの燃費そのままに出力を増加させた新開発のエンジンになっている。これにより、1.3Lは、出力が14psアップの100psに増強された。一方、1.5Lも出力を増し、10psアップして120psになっている。

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