ホンダ・フィット、2代目が登場 走りと室内空間が更に向上
室内空間や視認性が更にアップ
発表された2代目フィットと福井社長
室内空間がさらに広がったのも、特徴の一つだ。現行より全長で55mm(1.5Lは75mm)、全幅で20mm、ホイールベースで50mmも長くなったためだ。特にリアシートのゆとりは、アコードのような2~2.4Lクラスセダン並みになったという。
また、大きくなった三角窓で視認性もアップしている。
気になるボディーデザインは、フィットらしさをキープしながら、前傾姿勢の「スーパーフォワーディングフォルム」を新たに採用した。インテリアでは、シートに、1.3Lが光で輝くラメ入りドット柄ブルーブラックのファブリック素材、1.5Lがスウェード調ブラックの表皮を使用した。それぞれカジュアルさ、スポーティーさを強調している。
次の特徴は、シートの使い勝手が向上したことだ。ホンダでは、これをウルトラシートと呼び、4モードの使い方を実現している。まずは、リアシートを後ろに倒して荷物のスペースを広げるユーティリティモード。現行と違い1アクションだけで畳むことができる。さらに、助手席を後ろに倒すロングモードにすると、サーフボードやスキー板、釣竿を縦方向に積める。ユニークなのが、リアシートの座面を背もたれまで跳ね上げるトールモードだ。その結果、足元から天井までの広い空間が生まれ、植木鉢や観葉植物を置くことができる。リフレッシュモードは、ソファー感覚で足を伸ばせるシートの使い方だ。助手席のヘッドレスト(枕部分)を外して席を前にスライドさせたうえ、その背もたれを後ろに倒せばよい。
ボディカラーは、現行より2色増えて12色を用意した。いずれも発売は07年10月26日で、税込み希望小売価格は、1.3LのGが119.7万円(4WD 140.7万円)、Lが134.4万円(4WD 155.4万円)、1.5L「RS」が157.5~178.5万円(4WD 178.5万円)。