2024年 4月 19日 (金)

金に中国株、原油と「ETF」が増えていく?

   大阪証券取引所で2007年10月23日に、国内で初めて上場された中国株ETF「上海株式指数・上証50連動型上場投資信託」は、初日の終値が7万7700円と、個人投資家を中心に買い注文が相次ぐ好調な滑り出しをみせた。大証の米田道生社長は「投資家のニーズに合う多様な商品を提供することで取引所の魅力を高めたい」と話す。大証は8月に金の価格に連動するETFの取り扱いを開始したばかり。ETFの商品はまだ増えていく?

滑り出し好調の中国株ETF

大証はETFで個人投資家を呼び寄せる
大証はETFで個人投資家を呼び寄せる

   大阪証券取引所に上場した「上証50連動型」ETFは、中国の上海証券取引所の株式指数「上証50指数」(上海証取のA株市場の主要50銘柄の株価指数)に連動する債券を組み込んだファンドに投資する仕組み。海外の株価指数に連動するETFの上場は国内で初めてだが、日経平均株価や日経225に連動するETFと仕組みは同じだ。ファンドは野村アセット・マネジメントが設定し、管理・運営している。

   大証によると、初日は「買い注文が殺到し、売買が成立したのは(10月23日の)10時10分。初値は7万500円でした」という。終値は7万7700円と、初値を7200円上回った。

   上海株は9月に米国の低所得者向け(サブプライム)住宅ローンの焦げ付き問題の影響を受けて一時下げたものの持ち直し、好調さを持続している。それを反映して中国株ETFも好調な滑り出しのようだ。

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