2024年 4月 19日 (金)

変動金利型定期?個人向け国債? 冬のボーナスどうする

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   米国のサブプライム住宅ローンの焦げ付き問題に端を発する株式や為替相場の混乱で、ボーナス資金の「行き場」がなくなってきている。個人に身近になってきた投資信託や外貨預金といった投資商品の売れ行きは鈍化し、「投信を求める来店客は減っています」(みずほ銀行)という。

   そういったなかで迎える冬のボーナスシーズン。この冬の平均支給額は89万円(日本経団連調べ)だそうだが、多い人も少ない人とも、「もうちょっと殖やしたい」と思っているに違いない。本格的な冬のボーナスシーズンの到来で、メガバンクもボーナス資金の獲得競争に突入する。いったいどこに投資すればいいのだろう。

「このような時機こそ変動金利型定期預金」とみずほ銀行

サラリーマンのボーナスはどこへ行くのか(写真はイメージ)
サラリーマンのボーナスはどこへ行くのか(写真はイメージ)

   三菱東京UFJ銀行は2007年12月3日から、「ディズニーキャラクター・イヤープレート・プレゼント・キャンペーン」を展開する(08年1月31日まで)。円定期預金と投資信託あるいは外貨預金(いずれも最低預入金額50万円から)のセット商品と、預入金額が30万円以上の外貨預金を利用した人にイヤープレートを贈る。「毎年好評で、なかにはプレートを楽しみに集めているお客様もいる」(広報部)ので、例年どおり、その期待に応えるという。

   みずほ銀行のいち押しは「変動金利型定期預金」(預け入れ期間3年)だ。相場が読めないときこそ預金の出番。それでも、少しでも有利な金利で運用したいというニーズもあって、預け入れ後(6か月ごと)に金利(6か月もの固定金利定期預金の金利+スプレッド)の見直しがある、この商品を推していく。

   三井住友銀行は現在展開中の「投資信託はじめてキャンペーン」(12月28日まで)に注力。「最近はお客様の運用への考え方を聞きながら、商品を薦めていく販売スタイルになっている」ので、売りたい商品というよりも「商品ラインナップを充実させることが大事」(広報部)と話す。りそな銀行も「お客様のニーズにあった商品を案内させていただきます」としている。

   株価が好調であれば、銀行も自信をもって「投信」といえるのかもしれないし、また金融商品取引法が施行されたこともあって、なかなか「これ!」とは言えないようだ。

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