2024年 4月 20日 (土)

理研ビタミン、ビックカメラ… 「株主優待」で長期保有者優遇続々

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決算月の「売り」減った

   東証1部に上場する、不動産事業の昭栄は05年12月期から、3年以上の長期保有者に対して、1キロ分のお米券を追加で贈っている。100株以上500株未満の株式を保有している投資家の場合は、通常分との合計で3キロ分のお米券がもらえることになる。

   ただ昭栄の場合、個人投資家の90%が3年以上の保有者にあたるので、「優遇の効果はなかなか見えませんね」と苦笑する。それでも長期保有者を優遇する狙いについて同社は、「たとえば当社の株を200株持っている投資家が短期的に売買した場合に、全部売ってしまうのではなくて、100株は手元に置いてほしいんです」という。長期保有を進めるのは安定株主づくり、しいては買収防衛策としても有効といわれるが、「なにより個人投資家を増やしたいとの思いが強いです」。

   プロジェクター用光源やハロゲンランプの製造・販売で東証1部とジャスダックに上場するフェニックス電機の株主優待は、銘柄米や地方特産物などのカタログ商品をポイントに応じて交換する制度。たとえば、100株以上で2000ポイントになるが、1年以上継続して保有した場合はもう1000ポイント加算、3年以上で3000ポイント加算する。1万株以上を3年以上保有すると合計で1万1000ポイントにもなる。

   9月中間期決算を終えたばかりのフェニックス電機だが、「これまでは決算月に売る投資家がありましたが、この9月は前年に比べて少なかったです」と、期待どおりの効果があったと証言する。

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