2019年 5月 27日 (月)

「敷金・礼金無料」表示に問題あり レオパレス「商法」に公開質問状

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   アパートやマンションなど賃貸管理会社のレオパレス21が「敷金・礼金・仲介手数料無料」と表示しているにもかかわらず、入居のための初期費用として家賃1ヶ月分を徴収したり、契約の中に「部屋で騒ぐと罰金5,250円」などという項目があるのは「違法」ではないか――。NPO法人の消費者支援機構関西(KC's)が、2008年2月1日付けでホームページ上にこんな内容の公開質問状を掲載した。08年2月15日までに回答を求めていて、「納得のいかない内容ならば法的措置も辞さない」としている。

「システム料金」という名目で家賃1ヶ月分徴収

「消費者支援機構関西」では、質問状をウェブサイトに公開している
「消費者支援機構関西」では、質問状をウェブサイトに公開している

   レオパレス21といえば、女優の藤原紀香さん出演のテレビCMでも知られ、初めから家具や家電製品が備えられていたり、防犯機能が充実しているなど様々な機能を売りにしている。同社は85年ごろから事業を本格展開し業績を伸ばしてきたが、その原動力になったのはなんといっても、「敷金・礼金無料」という不動産業界の常識を超えたビジネスモデルだった。最近は「敷金・礼金無料」の他に、「家賃最大2か月分無料」などのキャンペーンで話題になっている。

   そうした中、「レオパレス側が様々な『違法』の疑いのある契約を結ばせている」とする、北川芳輝社長に宛てた質問状がネットに公開された。公開したのは消費者被害の未然防止・拡大防止を目的にしているNPO法人「KC's」。

   質問は16項目あって、ひとつは「敷金・礼金・仲介手数料無料」と表示しているにもかかわらず、「システム料金」という名目で家賃1ヶ月分徴収しているのはなぜか、というもの。これは返却されないため、実態は「礼金」ではないか、としている。また退去時には、ワンルームの賃貸物件で税込み2万6770円を基本清掃費として支払うことになっている。自然損耗や通常損耗が考慮されておらず、賃借人の利益を一方的に害しているのではないか、などと書かれている。

   さらに、騒音を出して近隣から苦情が出た場合や、違法駐車・駐輪による通報があった場合、ゴミ収集のルールを破ってゴミを投棄した場合は、違約金として税込み5,250円を管理者に支払うという取り決めがある。これについては金額の算定根拠が不明確なため、契約書から削除あるいは、実費の徴収に改めるべきではないか、などだ。

   レオパレス21といえば、引っ越すための初期費用が安いというのが真っ先に思い浮かぶ。ただ、同社のホームページには入居費用の一例が掲載されていて、こんな試算がされている。それによると、家賃が6万円で共益費が3千円の場合、「システム料金」が6万円、「前家賃」(1ヵ月分)が6万円。鍵の交換費3,150円、火災保険等を含む「ライフサポートサービス」費が2万5,000円などで、合計は税込みで16万7420円となっている。

   レオパレスに入居した経験のある人たちにJ-CASTニュースが取材すると、「敷金・礼金がゼロというのだから、ほとんど経費はいらないと思っていたのに実際はそうでなかった」という例は多い。仮に法律的に問題はないとしても、釈然としない入居者は多いのではないだろうか。

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