2019年 4月 22日 (月)

街の小さな本屋がなくなる! 大型店も出版不況に苦しむ

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   街の本屋が、次々に姿を消している。新刊書店の店舗数は、この1年間で1割近くも減ったという調査結果があるぐらいだ。大型店に食われている面もあるが、その大型店でも出版不況の中で苦戦している。

新刊に加え古書を売るケースも増えてきた

最初に「ブック&カフェ」形式にしたTSUTAYA六本木店
最初に「ブック&カフェ」形式にしたTSUTAYA六本木店
「いろいろありますが、後継者難であったり、近くに大型店ができて売り上げが下がったりするのが大きな理由ですね」

   全国の新刊書店でつくる日本書店商業組合連合会の調べで、2008年4月1日現在、加盟店の総数は5869店で、1年前に比べ7.3%、461店も減ったことが分かった。同会の事務局長は、厳しさのわけをこう明かした。

   さらに、アマゾンなどのネット販売が大きく作用している。忙しい社会人が夜中でも自宅から注文できるうえ、アマゾンでは1500円以上買うと送料が無料になるからだ。「書店では、アマゾンなどに比べて、在庫が豊富でない弱みもあります」と事務局長。このほか、ブックオフやコンビニなどの影響や、ゲームやケータイ小説と別の楽しみが増えたこともあるという。

   書店の減少ぶりは激しく、この1年での脱退数は加入数の10倍超という。加盟店数そのものは1986年をピークに毎年減少しており、ピーク時の半分以下になっている。

   そんな中で、中小の「街の本屋」は、苦戦を強いられている。出版社からの配本は、大型店が優先され、売り筋が取り寄せにくい事情もある。危機感を持った書店では、これまで禁じ手とされた古書を売るケースも増えてきた。長野県内を中心に63店舗を展開する平安堂では06年9月29日、JR長野駅前の長野店のそばに「古書センター」を開設。客から買い取った本を販売している。

「市場は縮小しているのに、新刊点数は増えていることに危機感を持って始めました。品切れなどで取り寄せられないときも、古本ならお役に立つことができます。また、お客さまが売ったお金でまた本を買えば、販売のサイクルができます。最近、ようやく認知されるようになりました」(責任者)
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