2020年 6月 6日 (土)

「そば」よ、おまえもか! バイオ燃料余波で値上げ必至

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   蕎麦の原料になる玄ソバ(蕎麦の実)の輸入価格が高騰している。背景はバイオ燃料になる菜種やトウモロコシへ栽培がシフトしたからだ。日本は消費する玄ソバの80%を輸入に頼っているが、この影響で40年も続いたカナダからの2008年産の輸入がゼロになった。輸入価格はさらに上昇すると見られ、日本の伝統食「蕎麦」はピンチに追い込まれている。

菜種やトウモロコシへ栽培農家がシフト

玄ソバの価格が高騰。「蕎麦」がピンチだ
玄ソバの価格が高騰。「蕎麦」がピンチだ
「カナダの方から『今年は玄ソバは作りません』と言われたわけですから、どうしようもありませんよ」

と話すのは全国蕎麦製粉協同組合。このカナダの契約栽培会社とは40年もの付き合いで、ピーク時の79年にはカナダからの輸入量は全体の50%もあった。栽培会社が玄ソバをやめる理由は、バイオ燃料の製造に使われる菜種やトウモロコシへのシフト。玄ソバにくらべ高い利益が得られるからだ。

   協同組合はカナダ産の不足分を米ノースダコタ州の栽培会社に依頼。こことは30年の付き合いがあるが、07年産より40%近い値上げを提示されたという。それくらい値上げしないと、トウモロコシなどと比べ割に合わないということらしい。

「不足分の玄ソバを確保しなければならないわけですから条件を飲みました。カナダとは縁を切ったわけでなく、引き続き栽培の交渉を続けていきます」

J-CASTニュースに話した。

   日本が輸入している玄ソバの80%を占める中国は、08年年初から20%の輸出税を課した。食品業界では08年内にも中国がさらに玄ソバの値上げをするだろうとの観測が流れている。日本食糧新聞の08年5月31日付け記事によると、

「穀物価格の急騰で大豆、トウモロコシへ転作する農家が増え、玄そばの生産量が減っており、中国の国内需要の増加と相まって価格も上昇」

と値上げの原因を解説している。

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