2019年 12月 15日 (日)

ネット見積もりや明瞭料金体系 葬儀ビジネスに変化の兆し

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   お葬式の費用は不透明でわかりにくく、やたら高い――そう感じた人は少なくないはずだ。しかし最近では、事前にネットで見積もりができたり、料金設定が分かりやすくなったりしている。さらに、外資系も葬儀ビジネスに参入するなど保守的な体質も徐々に変わりつつある。

ネットで無料見積もり利用者は約5倍に

   葬祭専門業のモアライフ(東京都中央区)は、葬儀の費用をネットで無料で見積もるサービスを行っている。小規模な「家族葬」、1日で供養ができる「一日葬」といった4つの葬儀スタイルと、同社が提携している約300の斎場(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)を選ぶと、その場で見積もりが出てくる。

   ネットでのサービスを始めたのは3~4年前からだ。何でもネットで検索する時代に、葬儀にもネットのニーズがあると考えた。今では利用者が当初に比べて約5倍にも増えている。ネットでの見積もりを可能にしたのが、わかりやすい料金設定だ。

   広報担当者は、

「他の葬儀屋の料金設定がわかりづらいという苦情をおっしゃるお客様もいます。それでは業界への不信感が募る一方です。値段が不明瞭だった従来型を『黒いお葬式』とするならば、当社ではすべての情報を公開するという意味を込めて、『白いお葬式』を提案しています」

とPRする。

   一方、チラシやネットで低価格を売りものにした葬儀屋も目立つが、火葬代、お花代、飲食代、お坊さんを呼ぶ費用など、別途かかる場合が多く、「結局高くついた」という苦情も出ている。同社では葬儀にかかるすべての費用を含んだ価格を提示している。

   東京都で葬儀をあげる場合の平均価格は300万円超と言われているが、同社での平均は80万円前後。また、故人が質素な式にしてほしいと希望して、お通夜や告別式をやらない「火葬だけ」のスタイルも増えている。火葬場での簡単なセレモニーを含めて、価格は約20万円以内だ。

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