2018年 7月 21日 (土)

トヨタ3代目プリウスは「従来型」 プラグイン・ハイブリッド採用せず

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   米国発の金融危機で自動車販売の落ち込みが伝えられるなかで、トヨタ自動車が2009年1月13日のデトロイト・モーターショーでのデビューを予定している新型「プリウス」が、米国のプリウス愛好家のサイト「PRIUSCHAT.COM」でひと足早く「お披露目」されて話題になっている。ただ、家庭用電力で充電できる、いわゆるプラグイン・ハイブリッドカーに生まれ変わるとの見方もでていたが、今回のモデルチェンジでは見送られた。

ソーラーパネル搭載、排気量は1800CC?

   米国トヨタは2008年10月16日、「PRIUSCHAT.COM」に掲載された新型プリウスの写真が「ホンモノ」であることを認めた。写真からは、3代目プリウスは「スポーティ」であることがわかる。ボディの形状は2代目プリウスの5ドアハッチバックを踏襲しつつも、フロントのシャープさから漂う空気抵抗を計算した、より流線型のスタイルに近づいた。

   自動車専門誌や愛好家は写真などから以下のように推測している。

   従来のプリウスのエンジン排気量は1500CCだが、3代目では1800CCまで排気量が拡大された。ソーラーパネル(太陽電池)をルーフ部分に搭載していて、太陽光発電で空調などに必要な電力を補う。2代目プリウスの燃費は、実質1リットル約20キロだが、これが30キロ程度になる。

   こうした推測についてトヨタ本社は、「商品についてはコメントできません。デトロイトまで待ってほしい」と、苦笑している。

   ネット上では話題先行で盛り上がっているが、「現在のプリウスから5年が経つが、いまだに一定の評価を得ていることもあって、まずまず好調です。それもあって(モデルチェンジへの)期待もあるのではないでしょうか」と話している。

難関はリチウムイオン電池の開発

   当初、3代目となる新型プリウスにはリチウムイオン電池が搭載されて、家庭用電力で充電できる、いわゆるプラグイン・ハイブリッドカーに生まれ変わるとの噂があったが、今回のモデルチェンジではそれは実現しなかった。3代目プリウスが搭載しているのは、これまで通りのニッケル水素電池だが、電気モーターでの走行距離を拡大するため、バッテリーの容量を増やしたとみられている。

   「究極のエコカー」ともいわれるプラグイン・ハイブリッドカーだが、実用化に時間がかかっているのは、リチウムイオン電池の開発の遅れだ。容量の小さいニッケル水素電池だと、走行距離が延びないこともあって、リチウムイオン電池は「生命線」。反対に、これが開発できれば、すぐにでも実用化できるともいえる。

   トヨタはパナソニックと共同で設立したパナソニックEVエナジーで開発を進めているが、「クルマの走行時におきる振動に強いことなどクリアしなければならない課題は少なくない」といい、安全のためにも時間は必要という。

   「プラグイン型」プリウスへの期待に、トヨタ本社は「デトロイトに出品する3代目プリウスと、プラグイン・ハイブリッドカーはまったく別のクルマになります。まさにいま実験している最中で、開発段階ではプリウスを試験的に使っているというだけです」と、気を持たせる。

   トヨタのプラグイン・ハイブリッドカーは2009年末までの発売をめざしている。

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