2024年 4月 30日 (火)

夏の風物詩「花火大会」中止や縮小 不況で「協賛金」集まらない!

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横浜国際花火大会今年は中止、2010年以降も危ない?

   打ち上げ数3000発の小規模な花火大会とは言え、20年以上も続いている。「夏の風物詩」が消えたことを市民はどう思っているのだろうか。

「『残念だ』という意見が寄せられるかと思っていましたが、ぜんぜん聞こえてきません。蛇口をひねれば出てくる水や空気のように、花火大会をやるのは当たり前だと思われているようです。自分たちの懐を痛めているわけではないので、止めるとなっても何も言いようがないのかもしれませんが。2010年以降に復活させるとしたら、市民のみなさんにも寄付を募り、会場整備などのボランティアをお願いしたいと思います。理解していただけなければ、このまま止めることになるでしょう」

   1956年から続く「横浜港開港記念みなと祭 国際花火大会」も中止する。横浜市、横浜商工会議所などでつくる実行委員会は理由について、「開港150周年イベントの開催と重なる。花火だけでも50万人の観客がつめかけるため、安全を確保できない」と説明。ただ、2010年以降も「(実施するか)わからない」としており、「中止の見通し」とも報じられている。

   7~8月にかけて、いたるところで花火大会が行われる東京の場合、「葛飾納涼花火大会」「足立の花火大会」「江戸川区花火大会」が前年と同規模で行うことが決定している。「隅田川花火大会」は前年より1500発多い2万1500発を打ち上げる。「東京湾大華火祭」は09年6月上旬、「江東花火大会」は5月11日以降に決まる。

   ただ、打ち上げ数を先に決めて、これから協賛金を集めるという実行委員会がほとんどで、「厳しいのではないか」と危惧する声が内部から上がっている。

   「葛飾納涼花火大会」の実行委は、

「現段階で08年に比べて集まりがよくありません。出せないとか、30万円から20万円に減額するという企業もあります。例年、花火大会の案内を小冊子で作っていましたが、チラシにして印刷費を削減し、会場の設備費も抑えるなどして足りない分を補うつもりです。今回はがんばりますが、次はどうなるかわかりません」

ともらしている。

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