父親の「うす毛」 子供は意外に気にしている
2009.10.20 11:09
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うす毛の進行をおさえる治療もある
そんな不満から、最近では専門医を訪ねる人もいる。
前出の鈴木院長のクリニックにも現在、100人以上が通院している。最近ではインターネットで情報を集めてから、医院に駆けつける場合が多い。また、通院に対する敷居も低くなりつつあるそうで、30%は20代男性。父親がうす毛なのが不安で、という若者も来院している。
男性型脱毛症(AGA)に効く薬として、医学的に認可されている治療薬は2つある。1つはリアップシリーズの「リアップX5」。発毛成分のミノキシジルを含んだ、頭皮に直接塗布するタイプの薬だ。もう1つが、飲み薬としては世界で唯一承認され、来院者に対して処方される治療薬「プロペシア」。うす毛の原因とされる男性ホルモン・ジヒドロテストステロン(DHT)の産生を抑える。抜け毛の進行が妨げ、髪の毛が生える効果が期待できる。
利用者の中には、薬を服用する方が手軽で、続けやすいという声があるというが、鈴木院長はこうアドバイスしている。
「薬の効果について、医学的にも証明されてきています。ですから、うす毛が気になり始めた方は、早めに病院に相談してほしい。まだまだ相談者が少ないと思っているくらいです」