2024年 4月 20日 (土)

トヨタF1撤退の背景に 経営の「水ぶくれ」高コスト体質

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ルノーもF1撤退を協議、と報道

   F1をめぐっては、ブリヂストンもF1へのタイヤ供給を来シーズンでやめると発表。現在、F1タイヤはブリヂストンのワンメイクで、米グッドイヤーや仏ミシュランは既にF1へのタイヤ供給をやめており、新たな供給メーカーとして韓国のクムホが名乗りを上げている。

   トヨタの撤退で、F1に参戦する大手自動車メーカーはフェラーリ、ルノー、メルセデス・ベンツとなる。トヨタに続き、ルノーもF1撤退を協議しているなどと報じられており、このままではF1の存在自体が危うくなるとも限らない。

   しかし、悲観するばかりではいけない。豊田社長は自らステアリングを握って耐久レースに出場するなど、世界の自動車メーカー社長の中でもプロ級の腕前を持ち、自動車を愛する異色の経営者として知られる。トヨタは「今後はモータースポーツで得た経験を生かしながら、スーパースポーツ『レクサスLFA』や小型FRスポーツなど、お客様をワクワクさせる市販車の開発に邁進していく」「レース参戦や気軽に楽しめるイベントの企画など、モータースポーツの発展に積極的に取り組んでいく」と明言している。小型FRスポーツは豊田社長が陣頭指揮を執り、スバルと共同開発中の次世代スポーツだ。世界のトヨタはF1とは異なる形で、ユーザーのスポーツ心をつかむ次世代戦略を打ち出してくるはずだ。

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