2024年 4月 26日 (金)

東大、京都、慶應に同志社 ツイッター「なりすまし」横行

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立教や上智は公式アカウント

   そんな中で、公式に近い形で運営しているところもある。立教大学のアカウント「rikkyouniv」には、「立教学院広報課が試験的に運用しています」と書いてある。立教大学広報はJ-CASTニュースに対して、

「海外の大学ではツイッターを積極的に利用しているところが多いことがあって、導入を決めました。新しいツールを試していきたい考えです。基本的にはHPの新着情報を転載するスタイル。大学のHPはページ数が多く、わかりづらいところがありました。ツイッターは字数が限られているのでアナウンスに向いていると思います」

と述べる。立教大学広報はツイッターの仕組み上、何でも気軽に発言できる「ゆるい」風土があるので、雰囲気には流されないように注意したい、とも話していた。

   また、上智大学の場合は、大学OB会「上智大学ソフィア会」が公式アカウントを所持している。ソフィア会会員向けのWebメールニュースの発行に携わっている、豊田圭一さんによると、今から5~6年前、まだSNSが一般でなかった時期からネットを通じた同窓生のコミュニケーション手段を考えていたという。

   予算が限られていた関係で話は流れたが、ツイッターの流行とともに同様の話が再燃。豊田さんは「今、メディアでかなり浸透しているのがツイッターです。他に先駆けてすぐにやっていこうという思いがありました」と語る。今は100人近くがフォローしており、同窓生同士のつながりに一役買えばと期待を寄せている。

   もっとも、なぜ大学は公式アカウントを持たないのだろうか――。ITジャーナリストの井上トシユキさんは「今はホームページがあるので使う必要がないと考えているのでは。また万が一、不用意な発言があることを心配しているのかもしれません」と話す。前出の豊田さんは「大学の了承を取るのが難しいのだろう。前例がないことに対する不安が、導入を遅らせているのかもしれません」と指摘していた。

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