2024年 5月 5日 (日)

問われる豊田章男社長の「資質」 公聴会の厳しい質問どう受け答え

米議員のトヨタとのつながり問われる?

   AP通信も同様で、2月23日に配信した「無口なトヨタ社長は『日本株式会社』では普通だ」と題した長文記事の中で、日本の大学入試では英語の文法力が求められる一方、会話力は求められていないことなどを理由に、「高い教育を受けた日本人でも、英語が流ちょうでないことは普通のことだ」とした上で、

「豊田社長は英語の声明を読むのには何の問題もないが、会見でのつたない英語からすると、議員からの厳しい質問を受けた時に、その場で受け答えするのに苦労するだろう」

と論評している。

   また、同記事では、国内で行った謝罪会見で、お辞儀の角度が浅かったことを指摘。その上で、

「日本の危機管理の専門家の中には、『深いお辞儀をせずに済ます』という形で、慣習を無視したことに対して批判的な向きもある。米議会では、はるかに困難な出来事が待ち構えているだろう」

と、公聴会では激しい批判にさらされる可能性を示唆している。

   ニューヨーク・タイムズは別の見方で、2月23日、

「公聴会の開始で、議員のトヨタとのつながり問われる」

との記事を掲載。

「トヨタは、米国では大きな雇用を生み出しており、ワシントンでは大規模にロビー活動を行っている」

と指摘した上で、政府系の監視機関が、尋問が正しく行われるかどうか警戒している様子を報じている。

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