2024年 4月 25日 (木)

「第3極」が大同団結 参院選後「政界再編」起きる
渡辺喜美・みんなの党代表インタビュー(下)

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「みんなの党は覚悟を持った集団」

――一つの政党にまとまることが第一という考え方ではない、ということですね。

渡辺   常識的なやり方としては、参院選の前に大同団結をするというよりも、それぞれのラーメン屋台が出店してお互いが競い合う。その結果を踏まえて参院選のあとで大同団結をするというのが教科書的には正しいやり方ではないでしょうかね。
   舛添さんと私の考えが似通っているとはいえ、100%同じかというとそうでもないところもある。だから、最初にそれぞれの新党がマニフェストを出して競い合えばいい。「選挙前の合同は絶対ない」とは申し上げませんけれども、常識的には、選挙後ということですね。

――さきほどの話では、「小さな政府か、大きな政府か」と観点で再編されるのがいいのではないかということでしたが、舛添さんや鳩山さんとはその点で一致できそうですか。

渡辺   鳩山邦夫さんはちょっと違うと思いますね。それはご自身も言っているとおりだと思います。我々は「民間にできることは民間に、地方にできることは地方に」という立場です。日本という国は借金も大きいけれど、その反対側にある国家資産もやたら大きい。500兆円以上もある金融資産が天下りネットワークに流れ込んで、霞ヶ関が民間を統制し、地方を支配するシステムになっています。
   こういう天下りシステムのもとで歪んできた国家財政を圧縮する。つまり大きくなりすぎた国家資産を小さくするというのが「小さな政府」を作るということですが、こういうことを言っている政党はみんなの党しかない。政界再編もそういうアジェンダのもとに行われていくことが大事なことで、それぞれの第3極がそれぞれのアジェンダを競い合い、選挙結果を踏まえて大同団結していくというのが、常識的な判断だと思います。

――週刊プレイボーイのインタビューでは「みんなの党は坂本龍馬をみんなでやっている」という発言もありました。

渡辺   我々が言わんとしているのは、要するに「覚悟を持った集団」ということです。たとえば、私は自民党の脱藩組だし、浅尾慶一郎さんは民主党の脱藩組。まさに覚悟をもって集まってきている。この覚悟のほどが国民に伝わっていくと、みんなの党の支持者は熱いハートの人たちが非常に多くなるわけですね。 だから、しがらみもない、組織もない、支持団体もない。だけれども、熱い支持者に支えられて「みんなの党っていいよね」とクチコミで伝わっていくわけですから、結構いいところにいっちゃうんですね(笑)。
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