2024年 4月 30日 (火)

2010お中元商戦スタート 「エコ」と「パーソナル」がテーマ

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   百貨店でお中元商戦が始まった。今年のテーマの一つは「エコ」。消費者の地球環境保護に対する関心が高まり、ギフトでもエコ商品の人気が出ているからだ。もう一つの傾向は家族や友人に贈る「パーソナルギフト」の需要が伸びていることで、高品質で高価格の商品が充実している。

完全養殖マグロや無農薬米粉のバームクーヘン

三越のお中元ネットショップは5月19日オープン
三越のお中元ネットショップは5月19日オープン

   三越は「グリーンギフト」をテーマとし、環境に配慮した食品やリビング用品50アイテムを揃えた。目玉商品は、食品だと無農薬で育てた米の粉を使ったバームクーヘン(5250円)や、昔ながらの瓶詰めハム(7350円)だ。

   リビング用品では電気を使わずに涼をとることができる「風鈴」やショッピングバッグの代わりとして再注目されている「風呂敷」、酸化防止剤、着色料、香料を一切使わない「シャボン玉せっけん」のギフトセットなど売り出す。2010年5月19日からネット受注を開始し、6月2日から店頭で受け付ける。

   高島屋でもエコ商品に力を入れている。「人と地球にやさしいギフト」をテーマとし、国産食品を中心に27点を販売する。近畿大学が世界で初めて成功した完全養殖マグロを使った「近大マグロとろセット」(1万500円、500個限定)や、余剰食品をリサイクルした飼料で育てた豚のハム詰め合わせ(5250円)、有機野菜の詰め合わせ(5250円)などを揃えた。

   同社によると最近は消費者の地球環境保護に対する関心が高まっていて、ギフトでもエコ商品の人気が出ている。また、高齢化で健康に配慮した商品を選びたいというニーズも高い。そんなことから09年のお中元よりもエコ商品や安全な国産食品を強化した。ネット受注は5月19日から、関東地区店舗は5月26日から。

売れているのがフルーツとデザート

   2010年お中元商戦、もう一つの傾向は家族や友人といった親しい人に贈る「パーソナルギフト」が充実していること。

   そごう・西武によると、お歳暮に比べてお中元は友人、趣味の仲間などの親しい相手に贈る人が多い。なかでも近年、売れているのがフルーツとデザートだ。フルーツでは北海道産の「神内マンゴー」(約500g2個、1万5750円)、静岡産「クラウンマスクメロン」(約1.3kg以上、6300円)など11種類、デザートでは名店のジェラートやアイスなど38種類を用意した。

   また新企画として「ヤフー・ショッピング」で人気のスイーツなど16種類が登場する。5月25日からネットで、全国27店舗で6月1日から順次、受注を開始する。

   5月12日にネット受注を開始した大丸と松坂屋でも、「多少高くても本当に喜ばれるギフトを」という需要が伸びていることから、カタログギフト「美味リクエスト便」の掲載商品に有名パティシエのスイーツや老舗料亭のグルメ、旬の生鮮食材などを追加した。

   前出の三越や高島屋でも最近のギフト傾向として両親や友人など「顔の見える相手」に贈るパーソナルギフトの需要が伸びていることを挙げており、こだわりのある商品を揃えている。

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