2024年 4月 19日 (金)

野村名誉監督重病?単なる風邪? トークショー主催者ハラハラ

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   野村克也楽天名誉監督(74)は重病なのか、単なる風邪なのかーーファンや関係者が心配している。解離性大動脈瘤の疑いで入院している、と報じるマスコミに対し、沙知代夫人(78)や息子の克則氏は「単なる風邪。入院はしていない」を繰り返す。

   最短の復帰は今度の日曜日、2010年5月16日に行われるホテルでのトークショーだが、ホテル関係者は「出演できるかどうかの連絡が来ない」と頭を抱えている。

   野村名誉監督の入院が報じられたのは2010年5月12日。スポーツニッポンや日刊スポーツは、「緊急入院!解離性大動脈瘤か」などの見出しを掲げた。入院したのは10日で、風邪をこじらせ病院を訪れた後、東京都新宿区の慶応病院に救急搬送されたと書いている。最悪の場合、大動脈が破裂し手術だが、「今のところ命に別条はない」そうだ。

「入院はしていないということにしておいて」

   こうした報道に対し、沙知代夫人や息子の巨人2軍のバッテリーコーチ・克則氏は、病状を「ただの風邪」とし、それ以外のことは全く語らない。12日に沙知代夫は、両国国技館のたまり席で大相撲夏場所を観戦。記者から野村名誉監督の事を質問されると、

「何を言っているの?そんなわけないでしょう。昨日(11日)も電話があったし、名古屋で焼肉食べたと聞いている。縁起でもない!」

とまくしたてた、と日刊スポーツは伝えている。

   克則氏も、イースタン・リーグの日本ハム戦の試合前に取材に応じ

「風邪です。(入院は)していないということにしておいてください。お母さんもそう言ってますし」

と説明したとスポーツニッポンが10年5月14日に報じた。その後も2人は「ただの風邪。入院はしていない」を繰り返している。

   野村名誉監督は10日以降の講演などの仕事は全てキャンセルしている。10日に予定されていた栃木県足利市、14日の静岡県島田市での講演会は7月に延期。15日の兵庫県伊丹市は中止が決まった。

   5月16日には、東京にある「吉祥寺第一ホテル」で「弱者の戦略」と題するトークショーが予定されている。本当に、開催できるのかどうか、ホテル側はハラハラしている。

「(14日の午後4時の時点で出演できるのかどうか)沙知代夫人サイドから話しは無く、連絡が取れない状態。中止ならばお客様への対応を早急に取りたいが、最悪の場合、当日連絡が取れないまま私共がホテルの前にずっと立ち続け、野村さんが到着するかどうか待つ。そうなってしまうのが一番心配だ」
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