2024年 5月 4日 (土)

直前でも盛り上がらないW杯 岡田ジャパンやっぱり弱いから?

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JPモルガンがカメルーン、オランダ、デンマーク全敗予測

   米金融機関のJPモルガンが2010年5月18日に発表した英文の分析レポートでも、日本の厳しさが浮き彫りになっている。

   あくまで同社が独自に定量分析したに過ぎないが、日本は、出場32国中で18位と予想されている。そして、初戦のカメルーン戦のほか、6月19日のオランダ戦、同24日のデンマーク戦でも、敗北と判定されている。3国は、それぞれ6位、3位、14位との予想だ。日本は、ゴールキーパーやペナルティシュートへの評価がやや高いものの、得点力が低いと分析された。

   欧州通信の5月20日付サイト記事によると、フィリップ・トルシエ元日本代表監督は、仏紙のインタビューに、日本を「4部のチームが1部のチームに挑むようなもの」と評した。外国でプレーする選手が非常に少なく、中村俊輔選手もややピークを過ぎたというのだ。

   これに対し、サッカージャーナリストの後藤健生さんは、日本は、必ずしも弱くないとする。

「上位の強豪4~6チームを除けば、各国ともほんとに僅差です。日本は、出場国中で22、3位のランクで、予想される一次リーグ4位の国の中でも上位に入っているんです。確かにオランダは強いですが、カメルーンやデンマークなら分かりません。運やコンディション次第では2位に入って、一次リーグを突破する可能性はあると思います」

   背が高いカメルーンなどのチームは、足元をかき乱されるのを嫌がるので、岡田監督の走らせるサッカーが効果を上げる可能性もあるという。

   後藤さんはそのうえで、もし一次リーグを突破できれば、再び盛り上がるはすだとみる。

「アジア予選に勝つことが目標だった時代は、本戦に出るだけで盛り上がりました。しかし、日韓開催では予選がなくなり、その後も予選を勝つのが当然となって感激が薄くなりました。さらに、本気でベスト4を目指すのも無理と分かり、たとえ一次リーグで1勝して敗退したとしても感情が揺さぶられにくい、中途半端な状態になっています。日本がもう少し強くなって、本気でベスト4を狙えるようになれば、一次で敗退なら悔しい、となるはずです。だから、日本が勝ったら、大喜びしてとたんに興味を持つようになるでしょう」
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