2024年 4月 24日 (水)

あまりにもリアリティーが増す 「ニンテンドー3DS」の衝撃

ゲームソフト大手も3D対応ソフト供給

   岩田社長は「その後も常に3Dが頭の中にあった」「3Dゲーム機を現実のものにする方法を模索してきた」などと述べ、満を持して3DSを開発したことを明らかにした。だだし、3DSの価格や発売日については語らず、ファンをやきもきさせた。いずれにせよ、発売は2010年度中という。

   今回の「E3」では、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)も3D対応を進める考えを明らかにした。据え置き型ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」を3D対応のテレビに接続することで、人気の「グランツーリスモ」など新たに投入する3D対応ソフトを楽しめるという。

   専用ゲーム機は、ゲームソフトをダウンロードして楽しむ米アップルの「iPhone(アイフォーン)」などに押され、市場が浸食されつつある。「iPad(アイパッド)」の登場も脅威となる。このため3DSは3D対応だけでなく、インターネット経由でデータを更新するなど通信機能も強化した。

   カプコンやコナミデジタルエンタテインメントなど大手ゲームソフトメーカーも、いち早く3D対応ソフトの供給を決めた。任天堂が得意とする専用ゲーム機がスマートフォンなどの新興勢力にどこまで対抗できるか注目される。

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