2024年 4月 27日 (土)

新築の参議院会館で「シックハウス症候群」  予算委員会で民主党議員が質問

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「化学物質が出るなどの問題は聞いていない」

   ただし、平野議員の参議院事務所に問い合わせてみたところ、目が痛くなるなどの症状が出たのは事務所に入った最初だけで間もなく症状は無くなったという。三原議員の参議院事務所では、

「確かに辛そうでしたが、三原本人は桜井議員の新聞記事を読んでその気になってしまったのかな、と言ってまして、本当に症候群かは不明です」

と説明した。事務所内は事務所移転祝いの花で埋め尽くされているため、花の匂いに当てられた可能性もあるという。ちなみに、平野議員、三原議員の事務所員にハウスシック症候群の症状が出た人はいないという。

   参議院事務局の広報担当者に聞いたところ、ハウスシック症候群の症状が出たと申し出たのは桜井議員一人だけだそうだ。参議院議員会館の建設責任会社・鹿島建設に問い合わせてみると、

「化学物質が出るなどの問題があるとは聞いていません」

と同社広報は話した。

   NPO法人「シックハウス診断士協会」によれば、ハウスシック症は個人差が大きく、頭痛、吐き気など症状は多岐にわたる。また、症状を引き起こす化学物質も人それぞれで、同じ部屋にいても発症する人としない人が出るのだという。また、ハウスシック症と化学物質過敏症を混同している人も多く、ハウスシック症は室内や建物内にいるときに出てくる症状にたいし、化学物質過敏症は部屋や建物以外でも化学物質に反応してしまうのだそうだ。

「暑い時期なので化学物質が放出されやすくなっています。ハウスシック症の対策としてはまずは換気をすること」

と同協会では説明している。

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