2024年 4月 25日 (木)

JALスッチーの暗い未来  転職しようにも当てがない

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タクシー通勤禁止になり、自腹が増える

   「週刊ポスト」は10年6月18日、25日の合併号で「あぁJALスチュワーデス残酷物語」という特集を組んだ。10年5月末付けの特別早期退職者制度にはJAL側の想定退職者1700人に対し応募は3610人。うち、スッチーを含む「キャビンアテンダント」は1370人だった。しかし、退職しても次の働き口がない。スッチーの転職を斡旋するサイトには時給1300円の病院の受け付けや、時給1200円の電話オペレーターなども掲載されている。キャバクラの面接に行くスッチーも現れている、という。

   パーサーを長く勤めたJALのOBはJ-CASTニュースに対し、

「若いスッチーは親から仕送りを受けやっと生活している状態。そんな悲惨な契約スッチーは400~500人いて、3年勤務後に正社員になる人事制度でしたが、おそらく全員、正社員になるのは無理でしょう」

と説明する。彼女達の手取りは月に20万円程度。搭乗する機会が減れば給与は下がる。都内に一人暮らしをする場合はセキュリティーの問題もあって、マンション家賃に月15万円ほど必要。給与では賄いきれず、親からの仕送りを受けてまで正社員を目指す例は少なくない。ただ、人員整理の嵐が吹いていて、路線も縮小、JALの資金難もあって、彼女達の正社員への道はなくなる、とOBは予想する。

   また、タクシー通勤が禁止になり、自腹が増えて、生活を圧迫している。スッチーに興味がある人は依然として多く、電車を降りた後、尾行されるなどストーカーまがいのことも過去に起きている。だから自分の身を守るためタクシーを使わざるを得ない、というのだ。

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