2024年 4月 19日 (金)

秋元才加「お泊まりデート」報道 AKB48の「おきて」破りか

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   人気アイドルグループAKB48のチームKリーダー、秋元才加(さやか、22)さんの「34歳差お泊まりデート」が報じられた。AKB48は、解雇も含む恋愛禁止の「おきて」がある。秋元さんら当事者2人は、「誤解だ」という趣旨をブログなどで訴えている。

   「AKB48『恋愛禁止条例』違反者(以下略)」「AKB秋元才加 56歳オヤジと『自宅お泊まりデート』撮った!」。2010年10月14日、こんな見出しが並んだ週刊文春の最新号(10月21日号)が首都圏などの書店に並んだ。

入退室時間や部屋の明かりの様子再現

写真もの2ページと記事2ページで報じた週刊文春
写真もの2ページと記事2ページで報じた週刊文春

   人気もののAKB48の中でも、秋元さんはこの10月から「笑っていいとも!」(フジテレビ系)のレギュラー(月曜)に同グループから唯一選ばれるなどの注目株だ。

   一方、秋元さんのマンションに入るところを文春が撮影した「お相手」は、大ヒットゲーム「サクラ大戦」などのクリエーターで、舞台演出なども手がける「バツイチ」の広井王子氏(56)だ。

   文春記事は、10月9日夜から10日朝にかけての2人の入退室の時間や部屋の明かりの様子などを克明に再現している。また、「7~8日にかけての深夜にも、彼(広井氏)が秋元のマンションに入る姿を小誌は目撃している」。

   2人が知り合ったのは、09年夏のAKB48関係の舞台を通じてで、以降も広井氏の舞台作品に秋元さんが出演するなどしているという。

   同記事中、秋元さんは、「広井氏がマンションに来たことは?」との質問に対し、「ないです」と答えている。広井氏の方は「ここ最近で彼女の家に行ったのは7日深夜の1回だけ」と訪問は認めた上で、芝居の話をしていたとし、「そんな関係ではありません」と否定している。

   また同記事は、秋元さんが「2LDKのマンションに(AKB48)同期生1人と同居」しているとも伝え、10月10日早朝に同居メンバーがマンションを出たと報じている。それまで3人が同じ部屋にいたようだ。

事務所は「厳重注意」、当人は「謝罪と反省」

   今回の報道について秋元さんは10月13日夜、ブログでファンや関係者らに「余計な 心配をお掛けしてしまって申し訳ございません」と謝罪した。そして、芝居の相談にのってもらっていただけだ、という趣旨のマスコミ向けコメント(メモ1参照)も紹介した。

   さらに、10月15日深夜(16日未明)のラジオ「AKB48のオールナイトニッポン」で「今回の件についてお話させて頂きたいと思います」と明かしている。

   ブログコメント欄には「大丈夫」との励ましが相次いでおり、秋元さんは13日夜のブログ更新から約4時間後、「皆さんの温かさ、凄く感じてます」などと再更新した。

   広井氏も10月14日朝、ブログで「週刊文春の記事にびっくりしています」「と同時に、ちょっと軽率だったなと思っています」と反省の弁を述べた。「恋愛感情はまったくありません。あるわけがないです」と否定し、秋元さんが芝居に熱心に取り組む姿勢に「感動を覚えた」と弁解している。

   また、「秋元才加さんをフォローしなくてはならない立場でありながら、足を引っ張るようなことになってしまい、ほんとうに申し訳ありません」と、間接的に「お泊まり」は認めたとも読める記述もあった。複数のスポーツ紙の取材にも答えており、サンケイスポーツには「泊まったのは事実」「一緒にビデオで見たりしていただけ」「たまたま私は風邪をひいていて寝てしまい」「師弟関係以外のことは何もありません」と話している。

   秋元さん個人が所属する事務所では、「誤解を受ける行動をした、という点で(秋元さん)本人に厳重注意をした」という。またAKB48のマネジメント会社に対しては、10月14日午前から夕にかけ十数度にわたり電話をかけたが、いずれも話し中で連絡が取れなかった。

   文春記事は「小誌以外の週刊誌が(AKB48の)スキャンダルを報じないことが、いまや『ギョーカイ七不思議』の一つに数えられている」と、AKB48報道に対する姿勢についても触れている(メモ2参照)。

   果たして、秋元さんの今回の騒動は「恋愛認定」され、「AKB48解雇」へつながるような話に発展するのだろうか。



<メモ1:秋元才加さんのコメント全文>「広井王子さんは、演技についていろいろアドバイスをしてくださる先生であり、尊敬している演出家です。今回、泉鏡花という難しい舞台に出演するにあたり、前に泉鏡花を手掛けたことのある広井さんに相談に乗っていただいていました。父親以上に歳が離れているので、まさか、そんな噂になるようなことはないだろうと思っていました。ファンのみなさまにご心配をかけてしまったことを深く反省しております。秋元才加」


<メモ2:AKB48と週刊文春>2010年6月1日、AKB48のマネジメント会社「AKS」などが、週刊文春の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の文芸春秋などを相手取って計約1億5000万円の損害賠償などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が東京地裁であった。問題とされたのは、10年2月18日号掲載の「AKB48は社長の『喜び組』」と題した記事。

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