2024年 5月 3日 (金)

iPhone使った宣伝方法が進化 トヨタが「電子絵本」バックアップ

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

AR使ったプロモーションも活発に

   専用アプリでは、店舗の検索が容易にできたり、会員登録した人を対象に商品の割引クーポンを提供したりといった利用法がよく見られる。また東急ハンズの場合、バレンタインデーのキャンペーンに特別アプリを提供する。内容は、手作りチョコレートやお菓子のレシピ集。いずれも「東急ハンズで購入できる素材で、簡単につくれる」と宣伝している。キャンペーンは特設ウェブサイトの開設や、ツイッターを使って「チョコに添えたいメッセージ」をつぶやいてもらうなど、アイフォーンアプリ以外のツールも使っているようだ。

   AR(拡張現実)を使ったプロモーションも盛んだ。ARとは、ディスプレーを通して対象物を見たときに、その対象物に文字情報などのデータを重ねて表示させる技術。ARを使ったアプリに「セカイカメラ」があるが、これを起動させてからアイフォーンをかざして景色を眺めると、そこに映し出された通りにある店の名前や、建物の詳細に関する文字情報が画面上に浮かび上がる。ユーザーは、「このレストランおいしかった」などと特定の店の感想を書き込むことや、画像や音声をアップすることができるので、情報が蓄積されていく。

   セカイカメラを使ったキャンペーンでは、2010年10月2~11日に都内で行われたアニメのイベントがある。会場近辺でセカイカメラを起動すると、人気キャラクター「チェブラーシカ」の3Dイラストや、関連商品を販売する店舗情報が画面上に表示されるよう設定した。

   ユニークな方法での「アイフォーン広告術」は、これからも次々と現れそうだ。

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