2024年 5月 6日 (月)

系列ホテルも飛行機と同じ商法 早めに予約で45%も安くなる 
(連載「LCC革命の衝撃」第3回)

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カードキーもタオルも「レンタル」

ベッドが部屋のほとんどを占拠。荷物を置けるスペースは、あまりない
ベッドが部屋のほとんどを占拠。荷物を置けるスペースは、あまりない

   予約から2か月たった2010年12月10日昼、記者は空港のLCCターミナルにいた。空港のバス乗り場から続いている屋根付きの通路を約10分程度歩くと、予約の際に写真で見た建物が見えてきた。「空港から歩いて行ける」という点は、利用者にとって大きな利点だ。

   ロビーでは、7~8人のお客がチェックインを待っていた。ロビーには「満室です」の表記があり、稼働率は高い様子だ。お客の口から聞こえてくるのは中国語や英語がほとんどで、日本語が聞こえてくることはなかった、

   チェックインは、メールで送られて来た予約確認書をプリントアウトしたものを、係員に見せて行う。手続き自体はきわめてスムーズで、カードキー、無線LANのパスワードが書かれた紙、タオルと洗剤のセットを渡された。

   ここで、デポジット(預かり保証金)として、15リンギット(400円)を要求された。内訳は、カードキーが5リンギットで、タオルが10リンギット。タオルは、あくまで「レンタル」なのだ。

   このホテルのキャッチフレーズは、「1つ星の料金で、5つ星のベッドを」。エレベーターを出て、ホテルの廊下が視界に入った瞬間、やはり「1つ星」なのだということを実感させられた。構造は、ホテルというよりは日本の安アパートに近い。廊下は屋外に面しており、雨の日は、部屋からロビーにたどり着くまでに、ずぶ濡れになってしまいそうだ。

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