2024年 4月 25日 (木)

もう一つの震災地「長野・栄村」の悩み 産業復興に支援の手を

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地割れ陥没で作物が作れるかわからない

   同村役場では「応急手当は殆ど終わった。これから復興に全力を挙げたい」としているが、現実として待っているのは崩壊状態になってしまった村の産業の再生だ。今は1m50㎝の雪で覆われているが、田んぼや畑の陥没、地割れがあり農作物が作れるかどうかわからない。山が崩れているため、雪解けと共に土石流が起こり農地を飲み込む可能性もある。また、畜産農家の牛舎などが殆ど倒れ家畜が柱の下敷きになって死んでいる。キノコの生産が盛んな村だが、生産工場などが崩壊した。

   村役場では、「想像より遙かに産業の復興は厳しいでしょう」と話す。村の財源だけでは無理だから、国や県に支援を求めたいが、期待通り支援が得られるかどうか不安もある。栄村にも全国から励ましの便りや援助物資が多数届いている。こうした支援に勇気づけられながら、なんとか頑張りたいと話している。

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