2024年 4月 25日 (木)

マグロもイワシもサバも売れない 自粛ムードで魚の需要大幅減

高級寿司店も外国人客減り悲鳴

   自粛ムードが広がり、まずは高級なものを控えるといった傾向が出ているが、その影響を大きく受けているのが寿司屋だ。

   予約が必須と言われる都内の高級寿司店では、震災後、外国人の予約が相次いでキャンセル。国外に脱出してしまったのも響いたようだ。

「常連さんは『こんなときだから』と心配してお店に来てくれるのですが、みな18~19時の早い時間。20時以降に残業が終わってからやってくるというお客さんはめっきりいなくなりましたね。すぐ帰ってしまうのでしょうか」

と話す。震災で、宮城県閖上産の赤貝や三陸で採れていたワカメが入らなくなってしまった。現在は西日本から取り寄せたもので代用しているが、「今後どうなるのか」と心配している。

   築地市場関係者は「何でもかんでも自粛していると、景気が悪くなって被災地の復興が却って遅れます。旅行が中止になったら、その代わりに美味しい物を食べるとか、そうやって元気を出すことも大事なのではないでしょうか」と話している。

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