2018年 7月 21日 (土)

首相・文科相の「子どもたちへメッセージ」 「文章、洗練されている」と好評

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   入学や新学期を迎えた小、中学生や高校生らに向け首相と文部科学相の連名で発表されたメッセージが好評のようだ。インターネット上で「よく練られている」などと評されている。

   「何を言いたいのか、思いが伝わってこない」との不評の声も多かったこれまでの菅直人首相の震災関連会見内容と比べ、一転した印象をもった人も少なくないようだ。ネットのツイッターでは「良くできてるけど、これは菅さん本人が書いたもんじゃないだろう」といった声もある。

宮沢賢治の作品を引用

   2011年4月6日、東京都内の多くの公立小、中学校で始業式があったこの日、菅首相と高木義明・文科相の連名で、新学期を迎える子どもたちへのメッセージが発表された。中高生用のものと、小学生向けの2種類があり、官邸と文科省のサイトに掲載している。文科省サイトでは、高木文科相がメッセージを読み上げる動画もある。

   2種類のメッセージは、共通部分もある。中・高校生用は、約1800字のメッセージだ。小学生用には、漢字に読み仮名をふっている。

   共通部分では、避難所の中で食事の準備やお年寄りたちの手助けをする子どもたちがいるという話を「たくさん」聞いているとして、「本当にありがとう」と書いている。

   また、小学生用では、被災地域以外の子どもたちも節電や募金に取り組んでいるとして、「みなさんのその思いやりがあれば、日本はきっと、もっともっと素晴らしい国になって、もう一度立ち上がります」(原文はルビあり)などとしている。

   中高生用は、岩手県出身の宮沢賢治の作品を引用しつつ、「賢治の言う『ほんとうのさいわい』とは何でしょう。この大きな災害と混乱の中で、皆さんに、このことを考えて欲しいのです」と呼びかけている。

「外部ライターに依頼」説も

   ツイッターでは、「これ読んだら朝から涙止まらなくなった」(小学生用メッセージに対し)、「優等生が書きました感がするけど、文章が洗練されてて割と好印象」「よく練られている」(中・高生用に対し)といった「つぶやき」が続いた。

   ネットの「はてなブックマーク」でも、「誰が書いたかはともかくとして、優しい、よい文章だ。勇ましくないところがいい」などと概ね好評だ。

   一方、「2ちゃんねる」をみると、メッセージ中の「日本の未来は、皆さんの双肩にかかっています」という表現に対し、「責任を(子どもたちへ)丸投げ」「尻ぬぐいよろしくと言われているようなもんだ」とかみつく反応もあった。

   ところで、メッセージを高評価する書き込みでも、文章を書いたのは、「菅首相や高木文科相ではなく、どうせ外部ライターだろう」という指摘が少なくない。一般的には、省庁の担当課が書いた文案を政治家が目を通して多少修正した上で発表する、という形がイメージされるが、文章の出来が「お役所的ではない」せいか、「外部ライターに原稿を依頼」説が優勢のようだ。

   実際はどうだったのか。文部科学省の担当者によると、「政務3役(大臣、副大臣、政務官)のご指示により事務方で作成し、その後、政務3役と官邸にご相談して決めた文章」だという。

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