2024年 5月 3日 (金)

「震災離婚」が増えている 風評にオロオロ夫に幻滅

不倫している愛人が大切だと離婚申し出た

   アエラ記事では、放射性物質について神経質になっている妻が、まったく無神経な夫の態度に愛想をつかしているケースなどを挙げた。「自分は不安だが、相手は動じない」と意識のギャップを挙げる人が14.4%もいた結果なども紹介している。

   離婚事情に詳しい夫婦問題研究家の岡野あつこさんは、離婚を考えるパターンが、夫と妻ではだいぶ違っているとも指摘する。

「妻の場合は、夫が私のことを心配してくれないと愛想を尽かしたり、自分が子どもや親の方を心配していることに気づいたりして、離婚を考える人が多いです。それに対し、夫の場合は、不倫している愛人の方が大切だと気づいて離婚を申し出たといったケースが目立ちました」

   離婚相談は、震災がらみのものが徐々に出てきて、以前より1、2割ほど増えたという。女性の方が、直情型なのか件数は多いそうだ。

   夫婦関係を保つ方法について、岡野さんは、「『何より無事でよかった』と相手を大切に思うことが大事です。長く一緒にいると考え方にズレも生まれますが、相手が何を考えているかをよく考え、もう一度初心に返ることですね」と言う。

   アエラの調査では、夫婦の4人に1人が震災後に絆が深まったとも答えている。「よく考えれば、相手の考えを知ることが大事だと気づくはずです。それが最も大切だと思いますね」

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