2024年 4月 16日 (火)

月給30万円で離島をPRしませんか 愛知県がスタッフ急募、ネットで話題沸騰中

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   三河湾に浮かぶ愛知県の3つの離島へ観光客を呼び込むため、これらの離島をPRしてくれるスタッフを県が募集している。

   この「あいちの離島80日間チャレンジ!」は、県が国の緊急雇用創出事業基金を使い、失業中の求職者を対象に募集している離島振興事業。各島に配置されたスタッフは、島の観光スポットなどを体験しながら、ブログやツイッターなどインターネットを使って離島の魅力を発信するのが仕事だ。

震災以降、観光客が減少

「あいちの離島80日間チャレンジ!」募集ポスター
「あいちの離島80日間チャレンジ!」募集ポスター

   佐久島、日間賀島、篠島の3島は、知多半島から高速船で約10~20分、日帰りで自然や海産物を楽しめる観光地だ。「日本の夕陽100選」にも選ばれた篠島、「トラフグとタコの島」で知られる日間賀島は年間40万人ほどの観光客が訪れたこともあったが、県の地域振興課によると近年横ばいまたはやや減少傾向にある。佐久島は「自然あふれるアートの島」ということで見直され観光客が増えていたが、東日本大震災以降はいずれも減少しているという。

   県が今回の企画で参考にしたのは、オーストラリア・クイーンズランド州の観光公社が2009年に募集した「世界最高の仕事」だ。世界最大の珊瑚礁であるグレート・バリア・リーフ内の島に住み込んでブログなどでPRするというもので、報酬は半年間で15万豪ドル(約1300万円)。世界中から約3万5000人もの応募があり、最終選考の16人に日本人女性が残ったことでも話題となった。

   愛知県の事業では勤務期間は2011年9月1日から12月28日まで、月あたり20日程度、計80日の勤務となる。月給は30万3000円で、島に移住するか、島外から通勤するかは自由だ。勤務時間中は、情報発信だけでなく、役場や観光協会が開いているPR行事などを手伝いながら、島の魅力をより知ってもらうという。

   応募には、履歴書などのほか、「イチ芸(特技)やアイデアを活用した」140字以内の「マニフェスト」の提出が求められる。書類選考の通過者は8月18日に予定されているオーディションで、最終選考を受ける。

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